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NBA

6年ぶりプレーオフ進出目前のピストンズ。主砲カニングハムが歩む球団史上4度目の頂点と「世界でベストな選手」への道<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.04.03

2021年のドラ1が完全開花。カニングハム擁するピストンズは6年ぶりのプレーオフ進出が目前だ。(C)Getty Images

2021年のドラ1が完全開花。カニングハム擁するピストンズは6年ぶりのプレーオフ進出が目前だ。(C)Getty Images

 現地時間4月2日、デトロイト・ピストンズは敵地ペイコム・センターでリーグ首位のオクラホマシティ・サンダーと激突。ティム・ハーダウェイJr.の23得点を筆頭に計6選手が2桁得点を残すも、103-119で敗れて2連敗となった。

 オールスターガードのケイド・カニングハムを左ふくらはぎ打撲のため5戦連続で欠いたチームは、ベテランのデニス・シュルーダーを先発起用して踏ん張るも、この日はチェット・ホルムグレンに6本のブロックを浴びるなど、フィールドゴール成功率40.4%(36/89)と苦戦。

 同日にイースタン・カンファレンス8位のアトランタ・ホークスがダラス・マーベリックスに敗れたため、ピストンズは勝利すればプレーオフ出場を決めることができたが、リーグベストの戦績(64勝12敗/勝率84.2%)を残す難敵の前に沈んだ。

 とはいえ、チームは現在イースト5位の42勝34敗(勝率55.3%)。6位のミルウォーキー・バックス(41勝34敗/勝率54.7%)とは0.5ゲーム差ながら、プレーイン・トーナメント出場枠にいる7位のオーランド・マジック(37勝40敗/勝率48.1%)には5.5ゲーム差をつけているため、2018-19シーズン以来のプレーオフ進出はすぐそこまで迫っている。
 
 チームの主砲カニングハムは、2021年のドラフト全体1位指名でピストンズに加入。入団から3シーズン連続で勝率3割未満を彷徨い、昨季は1シーズンにおけるNBA史上ワースト記録を更新する28連敗&リーグ最下位の14勝68敗(勝率17.1%)に沈んだが、ようやく苦境から抜け出そうとしている。

 JB・ビッカースタッフ新ヘッドコーチの下、今季のピストンズは昨季から3倍の白星を掴み、その立役者であるカニングハムはMIP(最優秀躍進選手賞)の候補に浮上。2日に『ESPN』へ公開された記事の中で、23歳の司令塔は「ここにやって来た初日からサポートしてくれていると感じた。だからこそ、僕は何よりも自分の責任を果たしたかった」と、リーダーとしての自覚を語った。

 キャリア4年目の今季、カニングハムは平均25.7点、6.1リバウンド、9.2アシスト、1.03スティールをマーク。すでに66試合に出場しているため、オールNBAチームやMIPなどのアウォード受賞の資格も手にしている。

 もっとも、カニングハムが掲げるゴールはプレーオフ進出でもなければ、個人賞の受賞でもない。狙うはもちろん、ピストンズが2004年以来遠ざかっているリーグ制覇。球団史上4度目の優勝を勝ち獲ることを最大の目標に設定する若武者は、こうも口にしていた。

「僕は世界でベストなバスケットボールプレーヤーになれると思っている。今はその道を進んでいる途中にあると考えている。みんなにはそのことをわかってほしいし、プレーする時は毎回そう見てもらいたいと思って取り組んでいるんだ」

 ピストンズのレギュラーシーズンは残り6試合。カニングハムが戦列復帰することでこのチームはベストメンバーになるだけに、復帰を楽しみに待ちたいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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