今季のデトロイト・ピストンズは、3月26日時点で41勝32敗(勝率56.2%)の成績でイースタン・カンファレンス6位と健闘している。2022-23シーズンは17勝65敗(勝率20.7%)、昨季は14勝68敗(勝率17.1%)で2年連続リーグ最下位に終わったことを考えると目覚ましい進歩で、18-19シーズン以来6年ぶりのプレーオフ進出は目前だ。
現在のロスターにはリバウンダーのジェイレン・デューレン、スラッシャーのジェイデン・アイビー(左足腓骨骨折のため離脱中)、ベテランスコアラーのトバイアス・ハリス、シューターのマリーク・ビースリーとティム・ハーダウェイJr.などタレントが揃っているが、エース兼リーダーとしてチームをまとめているのは2021年のドラ1ケイド・カニングハムだ。
198cm・100kgの大型司令塔は4年目の今季、66試合の出場で平均25.7点(リーグ9位)、6.1リバウンド、9.2アシスト(同3位)、9回のトリプルダブル(同3位タイ)をマーク。開幕からすべての月で平均20点、5リバウンド、7アシスト以上をあげてオールスター初出場を果たし、MIP賞(最も成長した選手)の本命に挙がるほか、最新のMVPレースでは7位に入る充実ぶりだ。
この活躍でリーグ内での注目度も高まっており、フェニックス・サンズのケビン・デュラントは「特別な存在。彼は何でもできる選手だ」と評価。ピストンズOBのグラント・ヒルも「彼はオールスターに選ばれ、素晴らしいリーダーとなり、チームを牽引する存在になった。彼の成長ぶりは本当に素晴らしく、見ていて楽しいよ」と絶賛していた。
そんななか、ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンも自身の最新のポッドキャスト『The Draymond Green Show with Baron Davis』にて、カニングハムを称賛している。
所属するウォリアーズ以外ではピストンズを応援しているというミシガン州出身のグリーンは、「ケイド・カニングハムがデトロイトをチャンピオンシップに導く光景が目に浮かぶ」と切り出し、その理由を次のように語った。
「彼には勝者のメンタリティがあるし、才能もある。冷静な態度も、恵まれた体格も備えている。ケイド・カニングハムはデトロイト・ピストンズに少なくともひとつのチャンピオンシップをもたらすだろう。
もちろん、フランチャイズ組織がオーナーシップにとってどれほど重要なのか理解している。トラジャン・ラングドン(昨年5月にチームのバスケットボール運営部代表に就任)を迎え入れたことは大きな出来事だった。彼は次のステップに進む準備ができていると思う。まだロスターの微調整や他にも解決すべき課題があるけど、それでもケイド・カニングハムがデトロイトに優勝をもたらすと確信している」
これまでピストンズは1989、90、2004年と3度の優勝を経験しているが、連覇時はアイザイア・トーマス、04年はチャンシー・ビラップスとのちに殿堂入りを果たす優秀な司令塔が在籍していた。23歳の若きフロアリーダーは偉大な2人のレジェンドと同じ道を歩めるか。
構成●ダンクシュート編集部
ピストンズを劇的勝利に導いたカニングハム。プレーオフ進出とともに、初のオールNBAチーム入りに前進<DUNKSHOOT>
「リーグのベストプレーヤーの1人」。ハーデンが目覚ましい活躍を見せるカニングハムを称賛「今も成長を続けている」<DUNKSHOOT>
ピストンズが10年ぶりの7連勝も、主砲カニングハムに慢心なし「毎晩粘り強く闘い、緊迫感を持ってプレーしないと」<DUNKSHOOT>
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198cm・100kgの大型司令塔は4年目の今季、66試合の出場で平均25.7点(リーグ9位)、6.1リバウンド、9.2アシスト(同3位)、9回のトリプルダブル(同3位タイ)をマーク。開幕からすべての月で平均20点、5リバウンド、7アシスト以上をあげてオールスター初出場を果たし、MIP賞(最も成長した選手)の本命に挙がるほか、最新のMVPレースでは7位に入る充実ぶりだ。
この活躍でリーグ内での注目度も高まっており、フェニックス・サンズのケビン・デュラントは「特別な存在。彼は何でもできる選手だ」と評価。ピストンズOBのグラント・ヒルも「彼はオールスターに選ばれ、素晴らしいリーダーとなり、チームを牽引する存在になった。彼の成長ぶりは本当に素晴らしく、見ていて楽しいよ」と絶賛していた。
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所属するウォリアーズ以外ではピストンズを応援しているというミシガン州出身のグリーンは、「ケイド・カニングハムがデトロイトをチャンピオンシップに導く光景が目に浮かぶ」と切り出し、その理由を次のように語った。
「彼には勝者のメンタリティがあるし、才能もある。冷静な態度も、恵まれた体格も備えている。ケイド・カニングハムはデトロイト・ピストンズに少なくともひとつのチャンピオンシップをもたらすだろう。
もちろん、フランチャイズ組織がオーナーシップにとってどれほど重要なのか理解している。トラジャン・ラングドン(昨年5月にチームのバスケットボール運営部代表に就任)を迎え入れたことは大きな出来事だった。彼は次のステップに進む準備ができていると思う。まだロスターの微調整や他にも解決すべき課題があるけど、それでもケイド・カニングハムがデトロイトに優勝をもたらすと確信している」
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