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クリス・ポールが史上初の快挙!キャリア20年目での全試合出場達成に「驚いたし、どれだけ難しいか痛感してる」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.04.14

キャリア20年目にして、ポールは自身2度目の全試合出場を果たした。(C)Getty Images

 現地時間4月13日(日本時間14日、日付は以下同)、サンアントニオ・スパーズはホームのフロストバンク・センターでトロント・ラプターズとのレギュラーシーズン最終戦に臨み、125-118で勝利して2024-25レギュラーシーズンの全日程を終えた。

 スパーズはケルドン・ジョンソンが23得点、9リバウンド、ステフォン・キャッスルが20得点、8リバウンド、6アシスト、ハリソン・バーンズが18得点、5リバウンド、3スティール、ジュリアン・シャンパニーが14得点、6リバウンドを記録。

 そして15得点、7リバウンド、6アシスト、4スティールを残したクリス・ポールは、キャリア20年目の選手ではNBA史上初となる82試合フル出場。今季リーグで全試合に出場したのは11選手。そのうちスパーズはポール、バーンズ、シャンパニーの3選手が"皆勤賞"となった。
 
 ポールがフル出場を飾ったのは、ロサンゼルス・クリッパーズ在籍時の2014-15シーズン以来2度目のこと。5月6日に40歳を迎える大ベテランは、年齢の面でも39~40歳にかけてプレーしたジョン・ストックトン(元ユタ・ジャズ)の2002-03シーズン、同じく39~40歳にかけて同シーズンをプレーしたマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)に次ぐフル出場の快挙を達成した。

「驚いたよ。妻とこのことについて話していたんだ」と、ポールはフル出場で終えた今季を振り返り、フェニックス・サンズ時代の同僚でNBA入り後欠場なしのミケル・ブリッジズ(現ニューヨーク・ニックス)、同僚バーンズを引き合いに出してこう口にしていた。

「20年目の僕が(1シーズンに)82試合へ出場するのはたった2回目なんだ。プレーを続けていくにつれて、それがどれほど難しいことなのか痛感しているよ。だからこそ、3年連続でクリアしたハリソンのことをものすごくリスペクトしている。それにチームメイトだったミケルは1試合も欠場したことがない」
 
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