今季のポートランド・トレイルブレイザーズは、アンファニー・サイモンズがチームトップの平均19.3点に2.7リバウンド、4.8アシスト、シェイドン・シャープが同2位の平均18.5点に4.5リバウンド、2.8アシストを残すなど、計7選手が平均2桁得点をあげ、過去4シーズンでは最高の36勝46敗(勝率43.9%)という成績を残した。
さらに昨夏のトレードでワシントン・ウィザーズから加入したデニ・アブディヤは、キャリア5年目でキャリアハイの平均16.9点、7.3リバウンド、3.9アシスト、1.0スティールと躍動。
特にオールスターブレイク後は平均23.3点、9.7リバウンド、5.2アシストにフィールドゴール成功率50.8%、3ポイント成功率41.7%(平均2.4本成功)、2試合でトリプルダブル達成と、リーグ有数のオールラウンダーと化して攻守両面でチームを引っ張った
イスラエル出身の24歳はシーズン終了時のインタビューで、後半戦から調子を上げた要因についてチームに馴染んだことを挙げていた。
「コート上でアジャストすることは難しいんだ。それにコート外ではケミストリーを築くことが大事になってくる。コートでどんなことをしたいのか、自分のゲームというものを(チームメイトに)知ってもらう必要がある。それを理解してもらうには時間がかかるから、僕はチームへフィットするのに時間を必要としていたんだ」
もっとも、フォワードで申し分ないサイズ(206㎝・109㎏)を誇るスター候補は、シーズン前半戦も自信をなくしていたわけではなかった。
「とにかくハードにプレーして、将来のことは気にしないことだ。物事が起こる時には必ず理由がある。僕はジムで一生懸命練習していた。いつかそれが実を結ぶと思っていたんだ」
さらに、アブディヤは同僚たちとコーチ陣への感謝も忘れなかった。
「自分でやれることをやっていく。ベンチへ下がると落ち込んでしまってもおかしくないし、怒ったり悲しんだりすることだってある。けど僕はその状況を最大限に活かそうとしてきたんだ。それに前にも言ったけど、コーチたちが僕を的確なポジションへと導いてくれたこと。あとはチームが本当に僕の役割を歓迎してくれたことだね」
ブレイザーズのプレーイン進出は叶わなかったが、アブディヤにとって今季は、新天地で自身の地位を確立した充実の1年となった。
文●秋山裕之(フリーライター)
「僕はプレーでやり返す」"NBAの洗礼"を楽しむデニ・アブディヤ。八村塁を慕うイスラエル人が秘めた可能性<DUNKSHOOT>
「今のチームにとても満足している」ブレイザーズのビラップスHCが今季結果に手応え「カルチャーが根付いたように感じる」<DUNKSHOOT>
「罰金を科すんだ」上半身裸でウォームアップするレブロンに重鎮トーマスが苦言「プロ意識が低下している」<DUNKSHOOT>
さらに昨夏のトレードでワシントン・ウィザーズから加入したデニ・アブディヤは、キャリア5年目でキャリアハイの平均16.9点、7.3リバウンド、3.9アシスト、1.0スティールと躍動。
特にオールスターブレイク後は平均23.3点、9.7リバウンド、5.2アシストにフィールドゴール成功率50.8%、3ポイント成功率41.7%(平均2.4本成功)、2試合でトリプルダブル達成と、リーグ有数のオールラウンダーと化して攻守両面でチームを引っ張った
イスラエル出身の24歳はシーズン終了時のインタビューで、後半戦から調子を上げた要因についてチームに馴染んだことを挙げていた。
「コート上でアジャストすることは難しいんだ。それにコート外ではケミストリーを築くことが大事になってくる。コートでどんなことをしたいのか、自分のゲームというものを(チームメイトに)知ってもらう必要がある。それを理解してもらうには時間がかかるから、僕はチームへフィットするのに時間を必要としていたんだ」
もっとも、フォワードで申し分ないサイズ(206㎝・109㎏)を誇るスター候補は、シーズン前半戦も自信をなくしていたわけではなかった。
「とにかくハードにプレーして、将来のことは気にしないことだ。物事が起こる時には必ず理由がある。僕はジムで一生懸命練習していた。いつかそれが実を結ぶと思っていたんだ」
さらに、アブディヤは同僚たちとコーチ陣への感謝も忘れなかった。
「自分でやれることをやっていく。ベンチへ下がると落ち込んでしまってもおかしくないし、怒ったり悲しんだりすることだってある。けど僕はその状況を最大限に活かそうとしてきたんだ。それに前にも言ったけど、コーチたちが僕を的確なポジションへと導いてくれたこと。あとはチームが本当に僕の役割を歓迎してくれたことだね」
ブレイザーズのプレーイン進出は叶わなかったが、アブディヤにとって今季は、新天地で自身の地位を確立した充実の1年となった。
文●秋山裕之(フリーライター)
「僕はプレーでやり返す」"NBAの洗礼"を楽しむデニ・アブディヤ。八村塁を慕うイスラエル人が秘めた可能性<DUNKSHOOT>
「今のチームにとても満足している」ブレイザーズのビラップスHCが今季結果に手応え「カルチャーが根付いたように感じる」<DUNKSHOOT>
「罰金を科すんだ」上半身裸でウォームアップするレブロンに重鎮トーマスが苦言「プロ意識が低下している」<DUNKSHOOT>
関連記事
- 「僕はプレーでやり返す」“NBAの洗礼”を楽しむデニ・アブディヤ。八村塁を慕うイスラエル人が秘めた可能性<DUNKSHOOT>
- 2020年ドラフトでNBA入りが期待される19歳。イスラエルの至宝、デニ・アブディヤとはいったい何者か
- 「今のチームにとても満足している」ブレイザーズのビラップスHCが今季結果に手応え「カルチャーが根付いたように感じる」<DUNKSHOOT>
- 「罰金を科すんだ」上半身裸でウォームアップするレブロンに重鎮トーマスが苦言「プロ意識が低下している」<DUNKSHOOT>
- NBA史上3人目の偉業にもヨキッチは「いい気分」と控えめ。「MVPを獲得できなかった史上最高のシーズン」になる可能性も?<DUNKSHOOT>