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NBA

プレーオフ初戦でペイサーズに完敗したバックス。大黒柱ヤニスはチーム状態について「全員がなんだか不安な状態だった」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.04.21

ヤニスがバックスの不安なチーム状態について語った。(C)Getty Images

ヤニスがバックスの不安なチーム状態について語った。(C)Getty Images

 現地時間4月19日(日本時間20日、日付は以下同)、NBAはプレーオフ2025のファーストラウンドがスタートし、4カードのシリーズ初戦が行なわれた。

 そのうち、イースタン・カンファレンス第4シードのインディアナ・ペイサーズは、第5シードのミルウォーキー・バックス相手にホームのゲインブリッジ・フィールドハウスで117-98と快勝。1万7274人が詰めかけた本拠地で圧巻のプレーを見せた。

 ペイサーズはパスカル・シアカムが25得点、7リバウンド、マイルズ・ターナーが19得点、5リバウンド、4ブロック、アンドリュー・ネムハードが17得点、5アシスト、2スティール、ベネディクト・マサリンが13得点、5リバウンド、TJ・マッコネルが11得点、5アシスト、タイリース・ハリバートンが10得点、7リバウンド、12アシストをマーク。

 バックスがリードできたのは第1クォーター最初の約3分間のみで、そこからシアカムの3ポイント、ネムハードのレイアップ、アーロン・ネスミスの長距離砲で8連続得点を奪われて逆転されると、その後は劣勢が続き、最大28点差をつけられてしまった。

 ヤニス・アデトクンボがゲームハイの36得点、12リバウンドに2ブロックをマークしたが、先発で2桁得点に達したのは彼だけだった。
 
 ベンチからAJ・グリーンが15得点、ゲイリー・トレントJr.が14得点、ケビン・ポーターJr.が12得点、5リバウンド、5アシストと気を吐いたものの、ブルック・ロペスが9得点、4リバウンド、ライアン・ロリンズが5得点、3アシストと不発。さらにカイル・クーズマが5本のショットすべてを落として無得点、トーリアン・プリンスもショット試投数1本で無得点では“全員バスケ”のペイサーズ相手に対抗するのは難しかった。

 試合後、アデトクンボはチーム全体でフィールドゴール成功率41.7%(35/84)に終わった攻撃面を課題に挙げていた。

「僕たちのオフェンスが良くなかった。ショットが入らなかった。これが(シリーズ)初戦という感じだった。チームのみんながなんだか不安な状態だった。正しいことをこなそうとしていたとは思う。みんなが正しい目的を持っていたと思っている。けど僕らはもっとうまくこなして、我慢強く、互いを信頼していかなきゃいけない」

 はたしてバックスは次戦までに修正できるのか。22日に行なわれる第2戦、彼らのバウンスバックに期待したい。

文●秋山裕之(フリーライター)

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