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NBA

「彼は最高。2年間ずっとそう言ってる」“躍進”ロケッツを支えるヴァンブリートをシェングンが称賛「コート内外で引っ張ってくれる」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.05.04

ベテランのヴァンブリート(左)をシェングン(右)が称賛した。(C)Getty Images

ベテランのヴァンブリート(左)をシェングン(右)が称賛した。(C)Getty Images

 ウエスタン・カンファレンス第2シードのヒューストン・ロケッツと、第7シードのゴールデンステイト・ウォリアーズによるプレーオフ1回戦は、現地時間4月28日(日本時間29日、日付は以下同)に行なわれた第4戦をウォリアーズが109-106で制したことで、ロケッツは1勝3敗と窮地に追い込まれた。

 4度の優勝を誇るステフィン・カリーとドレイモンド・グリーン、マイアミ・ヒートの大黒柱として2度のNBAファイナル進出経験があるジミー・バトラーを擁するウォリアーズに対し、5年ぶりのポストシーズンとなったロケッツは主力のジェイレン・グリーンやアルペレン・シェングン、アメン・トンプソンらがプレーオフ初出場。主力の経験値では圧倒的に不利ではあった。

 ところが、30日にホームのトヨタ・センターで行なわれた第5戦を131-116で制すと、5月2日に敵地チェイス・センターで臨んだ第6戦も115-107で勝ち切り、1勝3敗から2連勝で逆王手(3勝3敗)をかけることに成功。
 
 チームトップのシリーズ平均20.8点、11.5リバウンド、5.3アシストをマークするシェングンは、ロケッツが誇る“貴重なベテラン陣”の1人であるフレッド・ヴァンブリートを「彼は最高さ。この2年間、僕らはずっとそう言っている。彼がこのチームをコート内外で引っ張ってくれているんだ」と称えていた。

 ドラフト外でトロント・ラプターズに入団し、下部リーグを経てオールスターまで上りつめた31歳のヴァンブリートは、183cm・89kgのポイントガード。キャリア9年目はロケッツにおいてジェフ・グリーン(17年目)、スティーブン・アダムズ(11年目)に次ぐ長さだ。

 ラプターズ時代の2019年ファイナルではシリーズ平均14.0点、2.2アシスト、1.2スティールを記録。3ポイント成功率40.0%(平均2.7本成功)と要所で得点を奪い、ウォリアーズとの頂上決戦を4勝2敗で制してリーグの頂点に立った実績を持っている。

 今年のシリーズ第6戦でも、2点リードで迎えた第4クォーター開始6秒で4ポイントプレーを成功。残り6分49秒にも12点差へ広げる長距離砲を放り込むなど、見事にチームを牽引している。
 
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