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NBA

「『正しいプレーをした』なんて聞きたくない」大一番で沈黙したエドワーズに名物識者が喝「時にはセルフィッシュでも構わない」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.05.28

第4戦でエドワーズは前半4得点、トータル16得点に終わり、ウルブズは崖っぷちに追い込まれた。(C)Getty Images

第4戦でエドワーズは前半4得点、トータル16得点に終わり、ウルブズは崖っぷちに追い込まれた。(C)Getty Images

 ミネソタ・ティンバーウルブズは現地時間5月26日(日本時間27日)、ホームのターゲット・センターで行なわれたオクラホマシティ・サンダーとのカンファレンス・ファイナル第4戦に126-128で惜敗。シリーズ成績1勝3敗と崖っぷちに追い込まれた。

 ウルブズはジェイデン・マクダニエルズが22得点、4スティール、ルディ・ゴベアが13得点、9リバウンド、ベンチからニキール・アレキサンダー・ウォーカーが23得点、6リバウンド、ドンテ・ディビンチェンゾが21得点、5アシスト、ナズ・リードが11得点、6リバウンドを記録したが、大黒柱のアンソニー・エドワーズはフィールドゴール成功率38.5%(5/13)、3ポイント成功率14.3%(1/7)で、16得点と振るわなかった。

 対照的にサンダーの主砲シェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)は40得点、10リバウンド、9アシスト、第4クォーター残り5分から9得点と大一番で圧巻のパフォーマンスを披露し、チームを勝利に導いた。

 痛恨の黒星を喫し、SGAとのエース対決にも敗れたエドワーズだが、試合後に「俺はずっと正しいプレーをしたと思ってる。だから、苦しんだとは感じてない。十分にシュートを打ってないから、シュートが入らなかったとも言えない。全然苦しんでいない、正しい判断をしたと思ってる」と語り、注目を集めた。

 これを受け、名物コメンテーターのスティーブン・A・スミスは、『ESPN』の番組『First Take』で、ウルブズの若きエースに苦言を呈した。
 
「君は自分で言うようなスーパースターなのか? それとも違うのか? アンソニー・エドワーズは特別な選手だが、私が見たかったのはシェイ・ギルジャス・アレキサンダーのような、自分が背負ってでもチームを勝たせるという気概だ。

 48分間フルでプレーし、シーズンの命運がかかった試合で『正しいプレーをした』なんて聞きたくない。NBA史上でも3勝1敗からの逆転は非常に珍しい。シェイは数日前にMVPトロフィーを掲げたばかりだ。(SGAは)君のホームで、あのパフォーマンスを見せた。それに対して『自分は苦しんでいない、正しいプレーをした』なんて言う君の態度は、私には許しがたいものだ」

 スミスはエドワーズに、より強いリーダーシップと覚悟を求めた。

「時には“ヒーローボール(自分で無理にでも試合を決めにいくプレー)”も必要だ。時にはセルフィッシュでも構わない。周囲を圧倒するような攻撃性こそが、ショーストッパーになるための資質だ。私は昨晩、アントマン(エドワーズ)にその姿を期待していたが、残念ながら見られなかった」

 同じ相手と何度も対戦するプレーオフでは、スカウティングによってチームの戦術が細かく分析されるため、最終的に“個の力”が勝敗を左右することも少なくない。28日(日本時間29日)に開催されるオクラホマシティでの第5戦では、エドワーズの“エゴを前面に出した”アグレッシブなプレーに期待したい。

構成●ダンクシュート編集部

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