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NBA

平均25歳のロスターでNBA史に残る快進撃を繰り広げるサンダー。今季の強さを示すデータ集<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.05.30

13年ぶりのNBAファイナル進出を決めたサンダー。勢いそのままにタイトル獲得なるか。(C)Getty Images

13年ぶりのNBAファイナル進出を決めたサンダー。勢いそのままにタイトル獲得なるか。(C)Getty Images

 今季のオクラホマシティ・サンダーは、13年ぶりのNBAファイナル進出を果たす過程で数々のリーグ記録を作った。

 まずレギュラーシーズンでは、フランチャイズ新記録の68勝(14敗)をあげてウエスタン・カンファレンスの首位を独走。平均得失点差は+12.87で、1971-72シーズンのロサンゼルス・レイカーズが50年以上にわたって保持していたリーグ記録(+12.28)を更新した。

 なお同記録の3位以下は、1970-71シーズンのミルウォーキー・バックスの+12.26、1995-96シーズンのシカゴ・ブルズの+12.24、2016-17シーズンのゴールデンステイト・ウォリアーズの+11.63、2023-24シーズンのボストン・セルティックスの+11.34となっており、いずれのチームも同年に優勝を遂げている。

 また、「他カンファレンス相手の勝率」でもリーグ新記録の96.7%と圧倒的な強さを誇示。イースタン・カンファレンスのチームとの今季30試合のうち、黒星は1月のクリーブランド・キャバリアーズ戦のみで、29勝1敗と圧巻の成績を残した。
 
 その勢いはプレーオフでも続き、メンフィス・グリズリーズをスウィープ(4勝0敗)で片づけると、デンバー・ナゲッツとの激闘を4勝3敗で制し、ミネソタ・ティンバーウルブズも4勝1敗と寄せ付けなかった。

 レギュラーシーズン(RS)の68勝とプレーオフ(PO)の12勝を合わせて現在80勝。ファイナルに辿り着くまでにこの大台に到達したチームは、2015-16シーズンのウォリアーズ(RS73勝+PO12勝=85勝)、1995-96シーズン(RS72勝+PO11勝=83勝)と翌96-97シーズン(RS69勝+PO11勝=80勝)のブルズしかいない。

 そしてこれだけの快進撃を、まだキャリアの浅い20代中盤の選手たちを中心に成し遂げているのだから驚きだ。

 開幕時点で、サンダーのロスター平均年齢は24歳148日で今季のリーグ最年少。さらにリーグの発表によると、ファイナル第1戦時点の平均25.33歳は、史上4番目の若さになり、直近48年間では最も若いチームになるという。

 ファイナルに進出した歴代最年少チームは、1976-77シーズンのフィラデルフィア・76ersで25.12歳、次いで1950-51シーズンのニューヨーク・ニックスで25.13歳、76-77シーズンの王者ポートランド・トレイルブレイザーズの25.31歳となっている(リーグ発表のデータより)。

 現地6月5日から幕を開ける今季のNBAファイナル。若き精鋭たちの勢いは続くのか、目が離せない。

構成●ダンクシュート編集部

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