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「『リングに当たったらノーカウント』と言ったんだ」元ウォリアーズのオニールが若き日のスプラッシュ・ブラザーズを回想<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.06.04

オニールはスプラッシュ・ブラザーズの勤勉さと成長への執念に感銘を受けたという。(C)Getty Images

オニールはスプラッシュ・ブラザーズの勤勉さと成長への執念に感銘を受けたという。(C)Getty Images

 ジャーメイン・オニールは、アレン・アイバーソンやコビー・ブライアント、スティーブ・ナッシュが指名を受けた“華の1996年ドラフト”組の1人だ。デビューから数年間は出番に恵まれなかったが、2000年に移籍したインディアナ・ペイサーズで才能を開花させ、18年間で平均13.2点、7.2リバウンド、1.8ブロックをマークした。

 2002年から6年連続でオールスターに選出されるなど、2000年代を代表するビッグマンの1人だったオニール。13年にはゴールデンステイト・ウォリアーズと契約したが、この時すでに34歳と、選手としてのピークは過ぎていた。211㎝のベテランは、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンといった若手のメンターとして加わった。

 そんなオニールが、カリー&トンプソンの“スプラッシュ・ブラザーズ”の特別さに気づくのに時間はかからなかった。初めて同じコートに立った際に、カリーとトンプソンの3ポイントの精度、そして息の合った連携に目を奪われたが、最も感銘を受けたのは、彼らの並外れた勤勉さと成長への執念だった。
 
 元NBA選手のザック・ランドルフとトニー・アレンがホストを務めるポッドキャスト番組『Out The Mud』に出演したオニールは、「ステフとクレイについて、まず驚かされたことがある」と当時を回想した。

「初めてジムに入った時、2人はそれぞれ違うゴールでシューティングをしていた。俺は立ち止まって、彼らのシュートを眺めていたんだ。

 そこでステフが何かを数えてるのが聞こえた。でもリングに当たって(ゴールして)も、彼はカウントしないんだ。だから『なんでそのシュートをカウントしないんだ?』って聞いたら、『リングに当たったらノーカウント』と言ったんだ」

 前のシーズンにカリーは3ポイントを272本、トンプソンは211本決めており、すでに一流のシューターだったにもかかわらず、2人はさらに高みを目指して努力を惜しまなかった。オニールは、カリーが毎試合リムに触れない完璧なショットを決めることができるのは、地道な練習の賜物だと語った。

「練習前と後に100本のスリーを打っていたと思う。今、彼のシュートを見て驚いている人がいるなら、それは反復練習の成果なんだ」
 
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