オクラホマシティ・サンダーのシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)は、今季自身初となる得点王に輝いただけでなく、初のシーズンMVPも受賞し、名実ともにトップスターの仲間入りを果たした。しかし、26歳のスターはまだ「全盛期を迎えていない」と、元NBA選手のギルバート・アリナス(元ワシントン・ウィザーズ)は見解を述べている。
NBA7年目を迎えたSGAは今季、レギュラーシーズン76試合に出場してリーグ1位の平均32.7点、5.0リバウンド、6.4アシスト、リーグ5位の1.72スティール、1.01ブロック、フィールドゴール成功率51.9%、3ポイント成功率37.5%、フリースロー成功率89.8%をマーク。
平均32得点&6アシスト&フィールドゴール成功率50%以上を記録したのは、1988-89シーズンと89-90シーズンのマイケル・ジョーダン(シカゴ・ブルズ)に続くNBA史上2人目の快挙で、自身初のMVPに輝いた。
チームもリーグトップ&球団史上最高の68勝14敗を記録してウエストの第1シードを獲得すると、1回戦でメンフィス・グリズリーズをスウィープ(4連勝)。カンファレンス準決勝では最終戦までもつれる死闘の末にデンバー・ナゲッツを4勝3敗で下すと、同決勝でもミネソタ・ティンバーウルブズを4勝1敗で退け、2012年以来13年ぶりのNBAファイナル進出を果たした。
現地6月5日(日本時間6日)から始まるインディアナ・ペイサーズとのファイナルを前に、アリナスは自身がホストを務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』で、26歳にして自己ベストのシーズンを送るギルジャス・アレキサンダーについて「クレイジーだ。彼はまだ全盛期を迎えてもいない」と見解を述べた。
アリナスは番組に参加した元NBA選手のケニョン・マーティン(元ナゲッツほか)に対し、「君の全盛期は26歳くらいだっただろう?良くて32歳までだし、36歳には引退している(実際には37歳)」と発言。マーティンは「彼はMVPになったのに全盛期じゃないのか?」と言いつつも、「このリーグのことをよく理解している」とSGAを高く評価した。
さらにニック・ヤング(元ロサンゼルス・レイカーズほか)は、「クリス・ポール(サンアントニオ・スパーズ)やルー(ウィリアムズ/元アトランタ・ホークスほか)から教わったからね」と、SGAが熟練のガードから技術を学んだことを指摘。
アリナスも「(ポールのような)ベテランから学んだのは彼の賢い部分だ」と続くと、マーティンも「彼はディフェンダーのいる場所や人間の傾向をよく把握している」と賛辞が続いた。
ここまでのSGAは、自身のスタッツ、チーム成績ともに非の打ち所がない。初出場のファイナルで優勝&MVPを獲得することになれば、さらに評価は上がりそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
NBA歴代MVP受賞者の明と暗。今季戴冠のSGAは史上15人目の偉業のチャンス、一方エンビードには不名誉な称号が<DUNKSHOOT>
NBA7年目を迎えたSGAは今季、レギュラーシーズン76試合に出場してリーグ1位の平均32.7点、5.0リバウンド、6.4アシスト、リーグ5位の1.72スティール、1.01ブロック、フィールドゴール成功率51.9%、3ポイント成功率37.5%、フリースロー成功率89.8%をマーク。
平均32得点&6アシスト&フィールドゴール成功率50%以上を記録したのは、1988-89シーズンと89-90シーズンのマイケル・ジョーダン(シカゴ・ブルズ)に続くNBA史上2人目の快挙で、自身初のMVPに輝いた。
チームもリーグトップ&球団史上最高の68勝14敗を記録してウエストの第1シードを獲得すると、1回戦でメンフィス・グリズリーズをスウィープ(4連勝)。カンファレンス準決勝では最終戦までもつれる死闘の末にデンバー・ナゲッツを4勝3敗で下すと、同決勝でもミネソタ・ティンバーウルブズを4勝1敗で退け、2012年以来13年ぶりのNBAファイナル進出を果たした。
現地6月5日(日本時間6日)から始まるインディアナ・ペイサーズとのファイナルを前に、アリナスは自身がホストを務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』で、26歳にして自己ベストのシーズンを送るギルジャス・アレキサンダーについて「クレイジーだ。彼はまだ全盛期を迎えてもいない」と見解を述べた。
アリナスは番組に参加した元NBA選手のケニョン・マーティン(元ナゲッツほか)に対し、「君の全盛期は26歳くらいだっただろう?良くて32歳までだし、36歳には引退している(実際には37歳)」と発言。マーティンは「彼はMVPになったのに全盛期じゃないのか?」と言いつつも、「このリーグのことをよく理解している」とSGAを高く評価した。
さらにニック・ヤング(元ロサンゼルス・レイカーズほか)は、「クリス・ポール(サンアントニオ・スパーズ)やルー(ウィリアムズ/元アトランタ・ホークスほか)から教わったからね」と、SGAが熟練のガードから技術を学んだことを指摘。
アリナスも「(ポールのような)ベテランから学んだのは彼の賢い部分だ」と続くと、マーティンも「彼はディフェンダーのいる場所や人間の傾向をよく把握している」と賛辞が続いた。
ここまでのSGAは、自身のスタッツ、チーム成績ともに非の打ち所がない。初出場のファイナルで優勝&MVPを獲得することになれば、さらに評価は上がりそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
NBA歴代MVP受賞者の明と暗。今季戴冠のSGAは史上15人目の偉業のチャンス、一方エンビードには不名誉な称号が<DUNKSHOOT>