NBA

「彼らを称えるしかない」ビールがウォリアーズを称賛。プレーオフ進出に向け、ウィザーズは必勝の戦いが続く

秋山裕之

2020.02.05

ビールが43得点を叩き出すもウィザーズは敗戦。試合後にエースは「彼らを称えるしかない」とウォリアーズを称賛した。(C)Getty Images

 2月3日(日本時間4日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズは本拠地キャビタル・ワン・アリーナでゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦。ホーム3連勝中のウィザーズだったが、117-125で敗戦を喫した。

 故障者続出により調子が上がらないウォリアーズは、ここまで11勝39敗でウエスタン・カンファレンス最下位に沈んでいる。この試合でもチームトップの平均23.8点、6.3アシストをマークする攻撃の要ディアンジェロ・ラッセルを欠いたものの、アレック・バークスがベンチから30得点を稼ぎ出したほか、グレン・ロビンソン三世が22得点、6リバウンド、7アシストとマルチな働きを見せ、デイミオン・リーも19得点、6アシストを記録。八村塁とモリッツ・ヴァグナーが戦列に復帰し、ほぼベストメンバーが揃ったウィザーズに対し、最大19点差をつけるなど約44分間に渡ってリードを保ち、今季12勝目を手にした。
 
「俺たちはコートへ出て、競い合わなきゃいけないんだ。相手は(サンアントニオ)スパーズのように、出場した選手たちがすぐさま機能する。誰がオンコートだろうと、与えられた機会を生かしている。彼らを称えるしかない」

 ゲームハイの43得点をマークしたブラッドリー・ビールは、試合後にウォリアーズの戦いぶりを称賛。ウィザーズは3人のセンター(イアン・マヒンミ、トーマス・ブライアント、ヴァグナー)に加え、フォワードには八村とダービス・ベルターンスが揃い、フロントコートの人員は充実していたものの、エリック・パスカルに4本のオフェンシブ・リバウンドを献上。相手にペイントエリアを荒らされ、チーム全体のオフェンシブ・リバウンド数で2-12と大差をつけられてしまった。

 今季49試合を終えたウィザーズは、オフェンシブ・レーティング(100ポゼッションあたりの平均得点)でリーグ10位の111.5と高数値を残す一方で、ディフェンシブ・レーティング(同平均失点)は116.4と、依然としてリーグワーストに沈んでいる。
 
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