現地時間６月11日、NBAファイナル第３戦が行なわれ、ホームのインディアナ・ペイサーズがオクラホマシティ・サンダーに116－107で勝利。シリーズ２勝１敗とリードした。

　互いに１勝１敗、インディアナに舞台を移した第３戦。第１クォーターはサンダーがチェット・ホルムグレン、ペイサーズはパスカル・シアカムの両ビッグマンがオフェンスを牽引する。

　サンダー優勢のなか、ペイサーズは得意の早い展開で追い上げを図るが、ルージェンツ・ドートに３本の３ポイントを許し、24－32と８点ビハインドで最初の12分間を終える。

　それでも第２クォーター、ペイサーズはＴＪ・マッコネル、ベネディクト・マサリンらベンチメンバーの活躍で形勢逆転。前半残り８分58秒にこの試合初めてリードを奪うと、以降はリードチェンジもありながら64－60と４点差で折り返した。
  　後半は再びサンダーが先行し、ペイサーズが追いかける展開。サンダーが開始からジェイレン・ウィリアムズを中心に８－０のランで逆転すれば、ペイサーズはタイリース・ハリバートンの得点で持ち直し、89－84とサンダーの５点リードで第４クォーターへ。

　ラスト12分は白熱のクロスゲームに。最後は98－98の同点で迎えた残り６分50秒から、ペイサーズが12－４のランで８点差をつけ、終盤もこのリードを守り切り、25年ぶりに地元でファイナルの勝利をあげた。

　ホームで会心の逆転勝利をあげたペイサーズは、マサリンがベンチからプレーオフ自己最多27得点、ハリバートンが22得点、９リバウンド、11アシスト、シアカムが21得点、６リバウンドとチームを牽引。10得点、５アシスト、５スティールと攻守に躍動したマッコネルの活躍も光り、ベンチスコアで49－18と大きく上回った。

　一方のサンダーはウィリアムズが26得点、７リバウンド、シェイ・ギルジャス・アレキサンダーが24得点、８リバウンドに３ブロック、ホルムグレンが20得点、10リバウンドを記録。だが、チーム全体で17ターンオーバー、第４クォーターは18－32と失速した。

　第４戦は13日（日本時間14日）、再びペイサーズのホームで行なわれる。

【NBAファイナル日程】
※４戦先勝（５戦目以降は必要な場合のみ開催）。カッコ内は日本時間、＠＝開催地

６月５日（６日）＠OKC／ペイサーズ111－110サンダー
６月８日（９日）＠OKC／サンダー123－107ペイサーズ
６月11日（12日）＠IND／ペイサーズ116－107サンダー
６月13日（14日9:30～）＠IND
６月16日（17日9:30～）＠OKC
６月19日（20日9:30～）＠IND
６月22日（23日9:00～）＠OKC

構成●ダンクシュート編集部