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NBA

「あのクソフランケンをここから出してやれ」重鎮ピアースがエンビードに再三の“退団勧告”「プロセスは終わりだ」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.06.24

はたしてエンビードの未来は?(C)Getty Images

はたしてエンビードの未来は?(C)Getty Images

 2024-25シーズンのNBAで最も期待外れだったチームのひとつが、フィラデルフィア・セブンティシクサーズだろう。主軸のジョエル・エンビードが不完全燃焼に終わった影響が大きいが、エンビードをトレードに出すべきだと殿堂入り選手のポール・ピアース(元ボストン・セルティックスほか)はシクサーズに勧めている。

 シクサーズは今季開幕前、オールスター出場9回を誇るベテランのポール・ジョージを完全フリーエージェント(FA)で獲得。エンビード、タイリース・マキシーとの強力ビッグ3が誕生した。

 戦前は優勝候補にも挙げられたシクサーズだったが、蓋を開けてみれば、2023年のシーズンMVPであるエンビードがわずか19試合しか出場できず、成績も平均23.8点、8.2リバウンド、4.5アシストにフィールドゴール成功率44.4%と不発。オールスター後には左ヒザの腫れが悪化して残り試合を欠場することが早々に決まり、マキシーも計30試合、ジョージも計41試合を欠場とまったく足並みが揃わなかった。

 チームも一度も貯金生活に転じることなく、24勝58敗でイースト13位と失意のシーズンに終わっている。
 
 元NBA選手のピアースとケビン・ガーネット(元セルティックスほか)は、『SHOWTIME Basketball』の人気ポッドキャスト番組『The Ticket and The Truth』で「フィリーに大変化が起こる時?」とのテーマで議論を展開。これまでもエンビードを手放すべきとの意見がゼロだったわけではないが、ピアースは改めてエンビードを放出する時だと強く主張した。

「彼ら(シクサーズ)はいろいろ試してきたが、プロセスは終わった。あのクソフランケンシュタインをここから出してやれ。もう終わりだ。彼には新鮮な空気が必要だ」

 ピアースは今季ウエスト2位(52勝30敗)の好成績を残したヒューストン・ロケッツを移籍先候補に挙げ、「ウエスト2位のヒューストンは見掛け倒しだった。ヒューストンにスーパースターはいない。俺なら本物のMVPプレーヤー(エンビード)を獲得して中心に据える」と語っていた。

 しかし、ロケッツは現地時間6月22日(日本時間23日)にフェニックス・サンズからケビン・デュラントを獲得するトレードが合意に至ったと報じられており、ロケッツ行きの線は消えたと言っていい。

 シクサーズと2028-29シーズンまで4年総額2億4700ドル(約363億円)の契約が残るエンビードは、“ガラスのエース”である上に、もう31歳。ピアースとガーネットから「彼の肉体は老いている」と言われるなかで、その未来はどのような展開を迎えるだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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