NBAは近年、莫大な放映権料などの影響でリーグ全体の収益が増加し、それに伴い選手のサラリーも増え続けている。
現地時間7月1日には、2024-25シーズンのMVPで、オクラホマシティ・サンダー優勝の立役者となったシェイ・ギルジャス・アレキサンダーが延長契約に合意したと報じられた。契約額は4年総額2億8500万ドル(約416億6500万円)。最終年となる2030-31シーズンの年俸は7900万ドル(約115億4900万円)で、NBA史上最高額になる。
リーグの年俸はどのようなペースで上がり続けているのか。下記に、1980年代以降の最高年俸選手と金額をまとめた。
■NBAシーズン別最高年俸選手
※データは2025年7月7日現在
1980~82:カリーム・アブドゥル・ジャバー、ジュリアス・アービング、ビル・ウォルトンら/100万ドル
1982~84:モーゼス・マローン/220万ドル
1984~87:マジック・ジョンソン/250万ドル
1987-88:パトリック・ユーイング/275万ドル
1988-89:パトリック・ユーイング/325万ドル
1989-90:パトリック・ユーイング/375万ドル
1990-91:パトリック・ユーイング/425万ドル
1991-92:ラリー・バード/707万ドル
1992-93:デイビッド・ロビンソン/572万ドル
1993-94:デイビッド・ロビンソン/574万ドル
1994-95:マジック・ジョンソン/1466万ドル
1995-96:パトリック・ユーイング/1872万ドル
1996-97:マイケル・ジョーダン/3014万ドル
1997-98:マイケル・ジョーダン/3314万ドル
1998-99:パトリック・ユーイング/1850万ドル
1999-00:シャキール・オニール/1714万ドル
2000-01:ケビン・ガーネット/1960万ドル
2001-02:ケビン・ガーネット/2240万ドル
2002-03:ケビン・ガーネット/2520万ドル
2003-04:ケビン・ガーネット/2800万ドル
2004-05:シャキール・オニール/2770万ドル
2005-06:シャキール・オニール/2000万ドル
2006-07:ケビン・ガーネット/2100万ドル
2007-08:ケビン・ガーネット/2375万ドル
2008-09:ケビン・ガーネット/2475万ドル
2009-10:トレイシー・マッグレディ/2324万ドル
2010-11:コビー・ブライアント/2481万ドル
2011-12:コビー・ブライアント/2524万ドル
2012-13:コビー・ブライアント/3045万ドル
2013-14:コビー・ブライアント/3045万ドル
2014-15:コビー・ブライアント/2350万ドル
2015-16:コビー・ブライアント/2500万ドル
2016-17:レブロン・ジェームズ/3096万ドル
2017-18:ステフィン・カリー/3468万ドル
2018-19:ステフィン・カリー/3746万ドル
2019-20:ステフィン・カリー/4023万ドル
2020-21:ステフィン・カリー/4300万ドル
2021-22:ステフィン・カリー/4578万ドル
2022-23:ステフィン・カリー/4807万ドル
2023-24:ステフィン・カリー/5192万ドル
2024-25:ステフィン・カリー/5576万ドル
2025-26:ステフィン・カリー/5961万ドル
2026-27:ステフィン・カリー/6259万ドル
2027-28:ジョエル・エンビード/6430万ドル
2028-29:ジョエル・エンビード/6907万ドル
2029-30:シェイ・ギルジャス・アレキサンダー/7390万ドル
2030-31:シェイ・ギルジャス・アレキサンダー/7900万ドル
昔と現在の貨幣価値を同列に並べることはできないが、金額の差は一目瞭然。80年代から90年代の前半まではリーグの最高年俸選手でも200~500万ドルだったのに対し、昨季トップのカリーの年俸は5576万ドル。約30年で10倍に膨れ上がったことになる。
リーグでは長年、ジョーダンのブルズ最終年の年俸がトップに君臨していたが、2017-18シーズンにカリーが抜いてからは右肩上がりで増加している。
(※ただし、1997-98シーズン当時のリーグ平均年俸は230万ドルで、ジョーダンの年俸は現在の価値にすると6500万ドル前後と見られる)
そして冒頭で記した通り、2030年にはギルジャス・アレキサンダーが驚愕の7000万ドル台に突入する。
ちなみに、来季の選手の最低保証年俸は127万ドル(約1億8500万円)。ドラフト1位ルーキーは1年目から1152万ドル(約16億8500万円)もの大金を手にする、まさにアメリカンドリームだ。
止まらないNBAのインフレは、どこまで伸び続けるのだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
現地時間7月1日には、2024-25シーズンのMVPで、オクラホマシティ・サンダー優勝の立役者となったシェイ・ギルジャス・アレキサンダーが延長契約に合意したと報じられた。契約額は4年総額2億8500万ドル(約416億6500万円)。最終年となる2030-31シーズンの年俸は7900万ドル(約115億4900万円)で、NBA史上最高額になる。
リーグの年俸はどのようなペースで上がり続けているのか。下記に、1980年代以降の最高年俸選手と金額をまとめた。
■NBAシーズン別最高年俸選手
※データは2025年7月7日現在
1980~82:カリーム・アブドゥル・ジャバー、ジュリアス・アービング、ビル・ウォルトンら/100万ドル
1982~84:モーゼス・マローン/220万ドル
1984~87:マジック・ジョンソン/250万ドル
1987-88:パトリック・ユーイング/275万ドル
1988-89:パトリック・ユーイング/325万ドル
1989-90:パトリック・ユーイング/375万ドル
1990-91:パトリック・ユーイング/425万ドル
1991-92:ラリー・バード/707万ドル
1992-93:デイビッド・ロビンソン/572万ドル
1993-94:デイビッド・ロビンソン/574万ドル
1994-95:マジック・ジョンソン/1466万ドル
1995-96:パトリック・ユーイング/1872万ドル
1996-97:マイケル・ジョーダン/3014万ドル
1997-98:マイケル・ジョーダン/3314万ドル
1998-99:パトリック・ユーイング/1850万ドル
1999-00:シャキール・オニール/1714万ドル
2000-01:ケビン・ガーネット/1960万ドル
2001-02:ケビン・ガーネット/2240万ドル
2002-03:ケビン・ガーネット/2520万ドル
2003-04:ケビン・ガーネット/2800万ドル
2004-05:シャキール・オニール/2770万ドル
2005-06:シャキール・オニール/2000万ドル
2006-07:ケビン・ガーネット/2100万ドル
2007-08:ケビン・ガーネット/2375万ドル
2008-09:ケビン・ガーネット/2475万ドル
2009-10:トレイシー・マッグレディ/2324万ドル
2010-11:コビー・ブライアント/2481万ドル
2011-12:コビー・ブライアント/2524万ドル
2012-13:コビー・ブライアント/3045万ドル
2013-14:コビー・ブライアント/3045万ドル
2014-15:コビー・ブライアント/2350万ドル
2015-16:コビー・ブライアント/2500万ドル
2016-17:レブロン・ジェームズ/3096万ドル
2017-18:ステフィン・カリー/3468万ドル
2018-19:ステフィン・カリー/3746万ドル
2019-20:ステフィン・カリー/4023万ドル
2020-21:ステフィン・カリー/4300万ドル
2021-22:ステフィン・カリー/4578万ドル
2022-23:ステフィン・カリー/4807万ドル
2023-24:ステフィン・カリー/5192万ドル
2024-25:ステフィン・カリー/5576万ドル
2025-26:ステフィン・カリー/5961万ドル
2026-27:ステフィン・カリー/6259万ドル
2027-28:ジョエル・エンビード/6430万ドル
2028-29:ジョエル・エンビード/6907万ドル
2029-30:シェイ・ギルジャス・アレキサンダー/7390万ドル
2030-31:シェイ・ギルジャス・アレキサンダー/7900万ドル
昔と現在の貨幣価値を同列に並べることはできないが、金額の差は一目瞭然。80年代から90年代の前半まではリーグの最高年俸選手でも200~500万ドルだったのに対し、昨季トップのカリーの年俸は5576万ドル。約30年で10倍に膨れ上がったことになる。
リーグでは長年、ジョーダンのブルズ最終年の年俸がトップに君臨していたが、2017-18シーズンにカリーが抜いてからは右肩上がりで増加している。
(※ただし、1997-98シーズン当時のリーグ平均年俸は230万ドルで、ジョーダンの年俸は現在の価値にすると6500万ドル前後と見られる)
そして冒頭で記した通り、2030年にはギルジャス・アレキサンダーが驚愕の7000万ドル台に突入する。
ちなみに、来季の選手の最低保証年俸は127万ドル(約1億8500万円)。ドラフト1位ルーキーは1年目から1152万ドル(約16億8500万円)もの大金を手にする、まさにアメリカンドリームだ。
止まらないNBAのインフレは、どこまで伸び続けるのだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
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