現地時間7月10日(日本時間11日)、フェニックス・サンズは、デビン・ブッカーと複数年に及ぶ延長契約を結んだことを発表した。チームは詳細を明かしていないものの、代理人は米スポーツ専門局『ESPN』へ2年1億4500万ドル(約211億7000万円)に達すると伝えられている。
これによってブッカーは2029-30シーズンまでサンズの契約下へ入ることになった。今回結んだ契約の平均年俸7250万ドル(約105億8500万円)は、先日オクラホマシティ・サンダーとスーパーMAX契約を結んだシェイ・ギルジャス・アレキサンダーの年平均7125万ドル(約104億250万円)を上回り、NBA史上最高額となる。
2015年のドラフト1巡目13位でサンズから指名されたブッカーは、キャリア2年目から9シーズン連続で平均20点以上を記録。昨季も75試合で平均25.6点、4.1リバウンドに加え、自己最高の7.1アシストを残した。
ただ、昨季のサンズはウエスタン・カンファレンス11位の36勝46敗(勝率43.9%)に終わり、プレーオフ連続出場が4シーズンで途切れ、シーズン終了後にマイク・ブーデンホルザーHC(ヘッドコーチ)を解任。新HCにジョーダン・オットを招聘した。
補強に目を向けると、主力のケビン・デュラントを7チーム間の超大型トレードでヒューストン・ロケッツへ放出し、ジェイレン・グリーンやディロン・ブルックス、新人ビッグマンのカマン・マルアチ、さらに別のトレードでセンターのマーク・ウィリアムズをロスターに加えた。
その一方で、ブラッドリー・ビールとはバイアウトに向けた話し合いを続けていると報じられており、サンズはブッカーを中心とした布陣で仕切り直しを図っている。
オーナーのマット・イシュビアは、リリースの中で28歳のエースを「デビン・ブッカーはフェニックス・サンズという球団を体現した選手であり、我々の組織、コミュニティ、さらには未来におけるベストを象徴しています」と称えていた。
選手の入れ替わりが激しいNBAにおいて、ブッカーはドラフト指名された球団で10年以上もプレーを続けている数少ない選手の1人。
新たな超巨額な延長契約を結んだブッカーは、リリースを通じて次のように話していた。
「この瞬間は私と家族にとってとても大切なことです。10年前、私はこのチームにドラフト指名されて夢が実現し、フェニックスがホームになりました。私はこの街を愛していますし、この10年間を通して自分たちが成し遂げてきたことを誇らしく思っています。マット・イシュビアとフェニックス・サンズの組織全体との結びつきをありがたく思います。ファンの皆さんの忠誠心とサポートに感謝しています。まだまだこれからです!!」
オット新HCの下、サンズはブッカーとグリーンを中心に、プレーオフチームになるべく再スタートを切る。新しいチームでブッカーは得点源だけでなく、リーダー役もこなしていくだけに、来季は彼のキャリアにおいて最も重要なシーズンになるかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
サンズの“フランチャイズプレーヤー”ブッカーがチーム愛を語る「僕は(優勝を)成し遂げたい。この地で達成したいんだ」<DUNKSHOOT>
ブッカーがサンズ指揮官との不仲説を否定「僕らは素晴らしい関係。同じ方向を向き、勝とうとしている」<DUNKSHOOT>
「すごくがっかりしている」ウエスト下位に沈むサンズ・オーナーが心境吐露「自分たちの予想とははるかに低い位置にいる」<DUNKSHOOT>
これによってブッカーは2029-30シーズンまでサンズの契約下へ入ることになった。今回結んだ契約の平均年俸7250万ドル(約105億8500万円)は、先日オクラホマシティ・サンダーとスーパーMAX契約を結んだシェイ・ギルジャス・アレキサンダーの年平均7125万ドル(約104億250万円)を上回り、NBA史上最高額となる。
2015年のドラフト1巡目13位でサンズから指名されたブッカーは、キャリア2年目から9シーズン連続で平均20点以上を記録。昨季も75試合で平均25.6点、4.1リバウンドに加え、自己最高の7.1アシストを残した。
ただ、昨季のサンズはウエスタン・カンファレンス11位の36勝46敗(勝率43.9%)に終わり、プレーオフ連続出場が4シーズンで途切れ、シーズン終了後にマイク・ブーデンホルザーHC(ヘッドコーチ)を解任。新HCにジョーダン・オットを招聘した。
補強に目を向けると、主力のケビン・デュラントを7チーム間の超大型トレードでヒューストン・ロケッツへ放出し、ジェイレン・グリーンやディロン・ブルックス、新人ビッグマンのカマン・マルアチ、さらに別のトレードでセンターのマーク・ウィリアムズをロスターに加えた。
その一方で、ブラッドリー・ビールとはバイアウトに向けた話し合いを続けていると報じられており、サンズはブッカーを中心とした布陣で仕切り直しを図っている。
オーナーのマット・イシュビアは、リリースの中で28歳のエースを「デビン・ブッカーはフェニックス・サンズという球団を体現した選手であり、我々の組織、コミュニティ、さらには未来におけるベストを象徴しています」と称えていた。
選手の入れ替わりが激しいNBAにおいて、ブッカーはドラフト指名された球団で10年以上もプレーを続けている数少ない選手の1人。
新たな超巨額な延長契約を結んだブッカーは、リリースを通じて次のように話していた。
「この瞬間は私と家族にとってとても大切なことです。10年前、私はこのチームにドラフト指名されて夢が実現し、フェニックスがホームになりました。私はこの街を愛していますし、この10年間を通して自分たちが成し遂げてきたことを誇らしく思っています。マット・イシュビアとフェニックス・サンズの組織全体との結びつきをありがたく思います。ファンの皆さんの忠誠心とサポートに感謝しています。まだまだこれからです!!」
オット新HCの下、サンズはブッカーとグリーンを中心に、プレーオフチームになるべく再スタートを切る。新しいチームでブッカーは得点源だけでなく、リーダー役もこなしていくだけに、来季は彼のキャリアにおいて最も重要なシーズンになるかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
サンズの“フランチャイズプレーヤー”ブッカーがチーム愛を語る「僕は(優勝を)成し遂げたい。この地で達成したいんだ」<DUNKSHOOT>
ブッカーがサンズ指揮官との不仲説を否定「僕らは素晴らしい関係。同じ方向を向き、勝とうとしている」<DUNKSHOOT>
「すごくがっかりしている」ウエスト下位に沈むサンズ・オーナーが心境吐露「自分たちの予想とははるかに低い位置にいる」<DUNKSHOOT>
関連記事
- サンズの“フランチャイズプレーヤー”ブッカーがチーム愛を語る「僕は(優勝を)成し遂げたい。この地で達成したいんだ」<DUNKSHOOT>
- ブッカーがサンズ指揮官との不仲説を否定「僕らは素晴らしい関係。同じ方向を向き、勝とうとしている」<DUNKSHOOT>
- NBAで9試合出場→解雇の苦労人が、欧州でスターとなり2度目の挑戦!サンズに新加入したヘイズ・デイビスのキャリア<DUNKSHOOT>
- 【NBA】デュラントが電撃トレードでロケッツへ!サンズは見返りにグリーン、ブルックス、ドラフト指名権6本を獲得<DUNKSHOOT>
- 「すごくがっかりしている」ウエスト下位に沈むサンズ・オーナーが心境吐露「自分たちの予想とははるかに低い位置にいる」<DUNKSHOOT>