今でこそ213㎝以上の7フッターがアウトサイドからジャンパーを繰り出し、3ポイントも難なく沈めるシーンは珍しくないが、1998年のドラフトでドイツからやって来たダーク・ノビツキーがNBA入りし、頭角を現わすまでは滅多に見られない光景だった。
ノビツキーはキャリア21シーズンをダラス・マーベリックス一筋でプレーし、高精度なジャンパーを武器に13シーズンで平均20.0点超え。2007年にシーズンMVP、2011年にはチームを初優勝へ導いてファイナルMVPに輝き、75周年記念チームにも名を連ねて2023年にはバスケットボール殿堂入りを飾った。
現在、NBAではニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)やクリスタプス・ポルジンギス(アトランタ・ホークス)、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、カール・アンソニー・タウンズ(ニューヨーク・ニックス)、ヴィクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)といった、7フッターまたはそれに近いサイズのビッグマンたちが3ポイントもレパートリーに加えて高い得点力を見せつけている。
そうしたなか、2006年のドラフトではイタリア出身のアンドレア・バルニャーニがトロント・ラプターズから全体1位指名されてNBA入り。213cm・111kgのサイズで機動力とシュート力を兼備したビッグマンは、ラプターズとニックス、ブルックリン・ネッツで計10シーズンをプレーした。
ラプターズでクリス・ボッシュ、ニックスではカーメロ・アンソニーとプレーしたバルニャーニは、現地時間6月22日(日本時間23日)にYouTubeへ公開された『Basketball Network』とのインタビューでこう振り返っていた。
「カーメロ・アンソニーと一緒にプレーできたのは最高だった。僕はカーメロ、クリス・ボッシュともプレーしてきた。あの2人が一緒にプレーした本物のスーパースターだった。知名度と選手としての格で言えばボッシュよりカーメロの方が上だったかもしれないね。
僕の中で、(NBAでは)スーパースターが数多くいることがヨーロッパとの大きな違いだと思う。ヨーロッパではスーパースターレベルがそう多くない。だからそういったレベルにいる選手と一緒にプレーしたり、毎日練習でともに過ごすことが素晴らしい経験になるんだ。スーパースターというのは他の選手たちとはまったく異なる存在で、とてつもないほどのプレッシャーがかかっていたんだ」
カーメロやボッシュと一緒にプレーした経験は、バルニャーニの中で大きな財産となっているようだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
【画像】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
ノビツキーはキャリア21シーズンをダラス・マーベリックス一筋でプレーし、高精度なジャンパーを武器に13シーズンで平均20.0点超え。2007年にシーズンMVP、2011年にはチームを初優勝へ導いてファイナルMVPに輝き、75周年記念チームにも名を連ねて2023年にはバスケットボール殿堂入りを飾った。
現在、NBAではニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)やクリスタプス・ポルジンギス(アトランタ・ホークス)、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、カール・アンソニー・タウンズ(ニューヨーク・ニックス)、ヴィクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)といった、7フッターまたはそれに近いサイズのビッグマンたちが3ポイントもレパートリーに加えて高い得点力を見せつけている。
そうしたなか、2006年のドラフトではイタリア出身のアンドレア・バルニャーニがトロント・ラプターズから全体1位指名されてNBA入り。213cm・111kgのサイズで機動力とシュート力を兼備したビッグマンは、ラプターズとニックス、ブルックリン・ネッツで計10シーズンをプレーした。
ラプターズでクリス・ボッシュ、ニックスではカーメロ・アンソニーとプレーしたバルニャーニは、現地時間6月22日(日本時間23日)にYouTubeへ公開された『Basketball Network』とのインタビューでこう振り返っていた。
「カーメロ・アンソニーと一緒にプレーできたのは最高だった。僕はカーメロ、クリス・ボッシュともプレーしてきた。あの2人が一緒にプレーした本物のスーパースターだった。知名度と選手としての格で言えばボッシュよりカーメロの方が上だったかもしれないね。
僕の中で、(NBAでは)スーパースターが数多くいることがヨーロッパとの大きな違いだと思う。ヨーロッパではスーパースターレベルがそう多くない。だからそういったレベルにいる選手と一緒にプレーしたり、毎日練習でともに過ごすことが素晴らしい経験になるんだ。スーパースターというのは他の選手たちとはまったく異なる存在で、とてつもないほどのプレッシャーがかかっていたんだ」
カーメロやボッシュと一緒にプレーした経験は、バルニャーニの中で大きな財産となっているようだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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