2006年のNBAドラフトでヨーロッパ出身選手史上初の全体1位指名を受けたアンドレア・バルニャーニは、213㎝・111㎏の体格を誇るイタリア人ビッグマンだ。
2010-11シーズンにはキャリアハイの平均21.4点をマークしたものの、通算では平均14.3点、アウォードはオールルーキー1stチームのみ、プレーオフではトロント・ラプターズ時代の2007、08年しか出場できず、ドラ1のキャリアとしてはやや寂しかったと言わざるを得ない。
それでも、クリス・ボッシュが退団した後のラプターズで一時はエースを務め、2010年12月8日のニューヨーク・ニックス戦では自己最高の41得点に7リバウンド、6アシスト、2スティールを記録。世界最高峰のバスケットボールリーグであるNBAの球団で、スコアラーとして活躍したことは疑いようのない事実だ。
そんなバルニャーニにとって、対峙して最も苦戦したのはケビン・ガーネット(元ミネソタ・ティンバーウルブズほか)だったという。現地時間6月22日(日本時間23日)にYouTubeへ公開された『Basketball Network』のなかで、こう語っていた。
「ケビン・ガーネットは絶対的なレジェンド。彼は間違いなく僕が対戦してきた選手たちの中で最高のディフェンダーでね。僕は優れたオフェンシブプレーヤーで、誰がマッチアップしてこようとトラブルに陥ることなんてなかった。正直な話、自分の目の前に誰がいようと何も感じることはなかったんだ。自分のゲームへ影響を及ぼすことなんてなかった。
(でも)ケビン・ガーネットが僕へ多大な影響を与えたんだ。彼がディフェンスをしている時にね」
211㎝・109㎏のガーネットは、センター並みの高さに加えて長さと速さも兼備し、研ぎ澄まされた鋭利な刃物のような肉体を駆使してコート上にいる全ポジションを1人でカバーしてしまうほどのディフェンダーだった。
バルニャーニは持ち前の高さと打点の高いシュートフォーム、機動力を活かしてショットを決めていったのだが、ガーネットには高さと長さ、それにフィジカルの強さも備わっていただけに、相手とのズレを作り出すことに苦労したのだろう。その時の苦戦が、今でも強く印象に残っているようだった。
文●秋山裕之(フリーライター)
【画像】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
2010-11シーズンにはキャリアハイの平均21.4点をマークしたものの、通算では平均14.3点、アウォードはオールルーキー1stチームのみ、プレーオフではトロント・ラプターズ時代の2007、08年しか出場できず、ドラ1のキャリアとしてはやや寂しかったと言わざるを得ない。
それでも、クリス・ボッシュが退団した後のラプターズで一時はエースを務め、2010年12月8日のニューヨーク・ニックス戦では自己最高の41得点に7リバウンド、6アシスト、2スティールを記録。世界最高峰のバスケットボールリーグであるNBAの球団で、スコアラーとして活躍したことは疑いようのない事実だ。
そんなバルニャーニにとって、対峙して最も苦戦したのはケビン・ガーネット(元ミネソタ・ティンバーウルブズほか)だったという。現地時間6月22日(日本時間23日)にYouTubeへ公開された『Basketball Network』のなかで、こう語っていた。
「ケビン・ガーネットは絶対的なレジェンド。彼は間違いなく僕が対戦してきた選手たちの中で最高のディフェンダーでね。僕は優れたオフェンシブプレーヤーで、誰がマッチアップしてこようとトラブルに陥ることなんてなかった。正直な話、自分の目の前に誰がいようと何も感じることはなかったんだ。自分のゲームへ影響を及ぼすことなんてなかった。
(でも)ケビン・ガーネットが僕へ多大な影響を与えたんだ。彼がディフェンスをしている時にね」
211㎝・109㎏のガーネットは、センター並みの高さに加えて長さと速さも兼備し、研ぎ澄まされた鋭利な刃物のような肉体を駆使してコート上にいる全ポジションを1人でカバーしてしまうほどのディフェンダーだった。
バルニャーニは持ち前の高さと打点の高いシュートフォーム、機動力を活かしてショットを決めていったのだが、ガーネットには高さと長さ、それにフィジカルの強さも備わっていただけに、相手とのズレを作り出すことに苦労したのだろう。その時の苦戦が、今でも強く印象に残っているようだった。
文●秋山裕之(フリーライター)
【画像】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!