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NBA

「何か変だなと思った」ターナーのバックス移籍にニックスのブランソンが違和感「ペイサーズでの10年間が突然消えてしまった」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.07.19

ブランソン(左)がペイサーズで10年間プレーし、オフにバックスへ移籍したターナー(右)に言及した。(C)Getty Images

ブランソン(左)がペイサーズで10年間プレーし、オフにバックスへ移籍したターナー(右)に言及した。(C)Getty Images

 現地時間7月17日(日本時間18日、日付は以下同)、ニューヨーク・ニックスのジェイレン・ブランソンとジョシュ・ハートがホストを務めるポッドキャスト番組『Roommates Show』の最新エピソードが、ソーシャルメディアへ公開された。

 今オフのニックスは、トム・シボドーHC(ヘッドコーチ)の後任にマイク・ブラウンを迎え、FA(フリーエージェント)市場ではスコアリングガードのジョーダン・クラークソンとハッスルプレーヤーのガーション・ヤブセレを補強した。

 昨季のチームは2000年以来のカンファレンス・ファイナル進出を飾ったが、インディアナ・ペイサーズ相手に2勝4敗で敗れ、ファイナル進出は来季以降にお預けとなった。

 一方のペイサーズは、頂上決戦でオクラホマシティ・サンダー相手に最終戦までもつれ込む熱戦を演じるも、3勝4敗で惜敗。さらにシリーズ第7戦で、司令塔のタイリース・ハリバートンがアキレス腱断裂の大ケガを負い、来季を全休することが決まった。

 そして迎えたオフ、チームは主力のマイルズ・ターナーがミルウォーキー・バックスへ移籍。プロ入りから10シーズン在籍したビッグマンは、4年1億700万ドル(約158億3600万円)の高額契約で、ヤニス・アデトクンボとタッグを組むことになった。
 
 新天地へ旅立ったターナーについて、番組内でブランソンは次のように話していた。

「マイルズ・ターナーのケースは、なんだか変だなと思ったんだ。彼はあそこで10年間もプレーしていたのに、それが突然消えてしまった。おかしいだろ?

 それに彼は毎年のようにトレード候補として名前が挙がっていた。俺たちも、彼の動向にはずっと注目していたよ。少なくとも5、6年はそうだったね」

 NBA選手が移籍する背景には、プレータイムや役割などのより良い環境、サラリーアップ、地元や縁のあるチームや友人や旧友がいるチームなど様々な要因がある。

 入団会見でターナーは、「一昨季にカンファレンス・ファイナル、昨季NBAファイナルへ進出した経験が、僕の中でこのリーグに対する考え方を完全に変えたんだ。重要なのは競争力を保つこと。成長したいなら変化は避けられないんだ」と話していた。

 FA移籍に関してハートは次のように語る。

「こういう状況を見るのは面白いね。そして僕らはこれから先もずっと、その詳細を知ることはない。不確かなレポートをベースにしていると、まるでNBAの選手たちはできるだけお金を稼ぐため、限られた時間の中で生きているんだと思うだろうね」

 NBAでは移籍が付き物で、ひとつのチームで引退まで過ごす選手は限られる。ブランソンとハート自身も移籍を経験しており、“移籍はビジネス”という現実は理解しているが、ペイサーズとの関係が深かったターナーの退団には、やはり驚かされたようだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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