2023年から3年連続プレーオフ1回戦で敗退しているミルウォーキー・バックスは、騒がしいオフシーズンを送っている。オールスター選手のデイミアン・リラードを放出するなどテコ入れを敢行するなか、フランチャイズOBのスティーブン・ジャクソンは、絶対的エースであるヤニス・アデトクンボの心中を察している。
バックスは今オフ、直近7シーズンで先発センターを務めたブルック・ロペスがロサンゼルス・クリッパーズへ移籍。代わりにインディアナ・ペイサーズから完全FA(フリーエージェント)となっていたマイルズ・ターナーと4年総額1億700万ドル(約156億円)で契約し、後継者を即座に確保した。
その陰で、キャップスペースを作るべく、昨プレーオフで左足アキレス腱断裂の重傷を負い、来季の復帰が絶望視されているリラードをウェイブ。2年間で約1億1300万ドル(約165億円)の契約が残っていたなか、今後5年間で平均約2251万ドル(約33億円)を支払うことを選んだ。
元NBA選手のマット・バーンズ(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)は『SHOWTIME Basketball』の人気ポッドキャスト番組『ALL THE SMOKE』で、スター選手のリラードを手放したバックスの動きについて「困惑している」と言及。
2011-12シーズンにバックスでプレーしたジャクソンは話を振られると、「(25年2月にクリス)ミドルトンをトレードした瞬間から、チームは下り坂に転じ始めた」と見解を述べた。
「彼(ミドルトン)は大きな役割を担っていた。ケガをして少し休んでいた。彼がいなくても(チームとして)悪くはないプレーをしていたが、彼を手放す決断を下した。それ以来、彼らは下り坂を下っている」
ミドルトンは21年の優勝メンバーだが、昨季は足首のケガで23試合の出場(先発7試合)にとどまり、2月にワシントン・ウィザーズへトレードされた。サポーティングキャストが大きく変わることになるヤニスの胸中をジャクソンは懸念する。
「今のヤニスは本当にバックスに残りたいと思っているのか分からない。ちゃんと考えないといけない。ミルウォーキーでドック(リバース・ヘッドコーチ)のためにプレーしたいと思う人がどれだけいる? ミルウォーキーでプレーしたい選手がいるか? もう十分だ。すべて壊さなきゃいけないと思う」
ヤニスはチームにトレードを要求しているわけではないが、13年のNBA入りから一筋のバックスと決別する日は訪れるのだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
バックスがターナー獲得の裏でリラードを解雇。アキレス腱断裂で今季絶望視されるベテランに突如訪れた決別<DUNKSHOOT>
「まったく馬鹿げた話だ」ヤニスのトレード報道にバックス指揮官が呆れ「それを聞いていい気分になるわけがない」<DUNKSHOOT>
「彼が(ミルウォーキーを)離れたがっているとは思えない」ジョージがヤニスのバックス残留を予想<DUNKSHOOT>
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2011-12シーズンにバックスでプレーしたジャクソンは話を振られると、「(25年2月にクリス)ミドルトンをトレードした瞬間から、チームは下り坂に転じ始めた」と見解を述べた。
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