現地時間７月18日（日本時間19日）、シカゴ・ブルズのメンバーとしてサマーリーグに出場中の河村勇輝が、この日行なわれたユタ・ジャズ戦で躍動した。

　河村は第１クォーター残り５分44秒に登場すると、１分半後に速攻から昨季Gリーグで共闘したマオジーニャ・ペレイラのアリウープをお膳立て。次のオフェンスではケイレブ・グリルの３ポイントをアシストし、ディフェンスでもタイトなマークで相手のミスを誘発。残り１分20秒には右45度から３ポイントで初得点をマークした。

　第２クォーターは残り６分28秒にコートに送られ、５分24秒にオフェンシブ・リバウンドから矢のようなパスで、ジャボン・フリーマン・リバティのレイアップ、次のポゼッションではウーガ・ポプラーのアリウープを演出。さらに残り１分、この日２本目の３ポイントを沈め、前半で６得点、３リバウンド、５アシスト、１スティールを記録した。
  　後半はスタートで登場した河村は、序盤に２本連続で３ポイントを決め、２桁得点に乗せる。残り５分16秒にはフリースローで２点を追加し、４分半にベンチへ下がった。

　第４クォーターも開始から出場の背番号37は、13点差に詰められた残り８分に３ポイントをヒット。残り６分半にはゴール下まで入り込み、バウンドパスでフリーマン・リバティのレイアップ、直後にはデイビッド・ムオカのダンクをアシストし、再びブルズに流れを引き寄せた。

　波に乗る河村は以降もビハインド・ザ・バックパスなどでチームメイトの得点を演出。最終的に20得点、４リバウンド、10アシスト、３ポイントを９本中６本（成功率66.7％）と高確率で沈め、チームの勝利（105－92）に大きく貢献した。

　この試合をもって、ブルズのサマーリーグは全日程を終了。河村は５試合で平均10.2点、2.4リバウンド、6.2アシスト、2.2スティール、３ポイント成功率41.7％と持ち味を発揮し、リーグ関係者に強烈な印象を残した。

構成●ダンクシュート編集部

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