現地時間７月12日（日本時間13日、日付は以下同）、シカゴ・ブルズの一員としてラスベガスでの『NBA 2K26 SUMMER LEAGUE 2025』に出場する河村勇輝は、サクラメント・キングスとの一戦にベンチ出場。21分14秒のプレータイムで４得点（フィールドゴール１／４、３ポイント１／４、フリースロー１／２）、５アシスト、３スティール、４ターンオーバー、４ファウルを記録した。

　11日のトロント・ラプターズ戦では、ショット不発で３得点と不完全燃焼に終わった河村。この日もなかなかシュート機会に恵まれず、第１クォーターは残り２分52秒に唯一放ったトップ付近からのステップバックスリーを外し、無得点に終わる。

　それでもポイントガードとして積極的にボールプッシュしたほか、残り１分40秒には絶妙なロブパスを繰り出し、マオジーニャ・ペレイラの豪快アリウープダンクをお膳立て。昨季Ｇリーグのメンフィス・ハッスルでも共闘した盟友のハイライトを演出し、会場を大いに沸かせた。

　第２クォーターはタイムアウト明けの残り２分51秒に登場。シュート機会はなかったものの、攻守でアリーナを盛り上げた。

　まずは残り２分２秒、相手のパスをスティールすると、そのままフロアを駆け上がりジェボン・フリーマン・リバティのレイアップをアシスト。さらに残り15秒にはトランジションの場面でボールをプッシュすると、レイアップにいくと見せかけ鮮やかなビハインド・ザ・バック・パスを披露。これには実況も、ベンチも、アリーナのファンも大盛り上がりだった。
  　その直後のポゼッションでは相手のドライブに身体を張ってコースに入る好守を見せる。惜しくもブロッキングを吹かれたものの、コーチチャレンジを使用するほど紙一重のプレーだった。

　第３クォーターもタイムアウト後の残り５分29秒にコートへ入ると、残り４分40秒にはフロアダイブしてルーズボールをもぎ取り、そのまま背面パスを繰り出す場面も。また残り4.1秒にはペイント内でデビン・カーターのファウルを誘発し、獲得したフリースローを１本沈めてこの日初得点をマークした。

　第４クォーターは残り７分27秒にコートイン。残り５分39秒にはトップから３ポイントを成功させると、直後のオフェンスでも“股抜きパス”を繰り出しファンタジスタぶりを見せつけた。

　なお、チームは92－109で敗戦している。

　ブルズの次戦は中１日空いて14日、富永啓生が所属するインディアナ・ペイサーズと対戦する。ラスベガスの地で、“親友対決”が実現するか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

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