1980年代中盤以降、NBAではカール・マローン(元ユタ・ジャズほか)、チャールズ・バークレー(元フェニックス・サンズほか)といったPFが台頭。平均20点、10リバウンドを計算できるエース格となっていった。
その後もティム・ダンカン(元サンアントニオ・スパーズ)やケビン・ガーネット(元ウルブズほか)を筆頭に、クリス・ウェバー(元サクラメント・キングスほか)やラシード・ウォーレス(元ポートランド・トレイルブレイザーズほか)といったPFたちが所属チームを牽引。
だがポジションレス化が進み、3ポイントの多用によって“ペース&スペース”が重視されたことで、PFに入るのはウイングのサイズで3ポイントを決めて当然のプレースタイルを持つ選手たちが増加していった。
「今じゃシュートできないといけないし、(小柄なガードであろうと)守れないといけない。しかも1番(ポイントガード)、2番(シューティングガード)、3番(スモールフォワード)、4番(パワーフォワード)もガードできなきゃいけないんだ」とランドルフは言う。
確かに、現役を代表するPFのヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)は、センター並みのサイズ(211cm)ながら積極果敢なドライブからペイントエリアで無双する傍らプレーメーキングもこなし、ガードからビッグマンまで幅広く守れるディフェンス力が備わっている。
そのほか、インディアナ・ペイサーズのパスカル・シアカム、オーランド・マジックのパオロ・バンケロ、クリーブランド・キャバリアーズのエバン・モーブリー、ダラス・マーベリックスのアンソニー・デイビスといった現役有数のPFたちも、ペイントエリアに陣取るだけでなく、コート全体を動き回っている。
ランドルフからすれば、これまでのPFたちのプレースタイルが進化、あるいはガードやウイングの選手が大型化したと映るのかもしれない。
ただ、現代NBAにはデンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチ、スパーズのヴィクター・ウェンバンヤマ、ニックスのカール・アンソニー・タウンズといったオールラウンドな能力を持つビッグマンが多数いるため、ポジションレスを受け、彼らのプレースタイルが従来のものから進化したと言えるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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その後もティム・ダンカン(元サンアントニオ・スパーズ)やケビン・ガーネット(元ウルブズほか)を筆頭に、クリス・ウェバー(元サクラメント・キングスほか)やラシード・ウォーレス(元ポートランド・トレイルブレイザーズほか)といったPFたちが所属チームを牽引。
だがポジションレス化が進み、3ポイントの多用によって“ペース&スペース”が重視されたことで、PFに入るのはウイングのサイズで3ポイントを決めて当然のプレースタイルを持つ選手たちが増加していった。
「今じゃシュートできないといけないし、(小柄なガードであろうと)守れないといけない。しかも1番(ポイントガード)、2番(シューティングガード)、3番(スモールフォワード)、4番(パワーフォワード)もガードできなきゃいけないんだ」とランドルフは言う。
確かに、現役を代表するPFのヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)は、センター並みのサイズ(211cm)ながら積極果敢なドライブからペイントエリアで無双する傍らプレーメーキングもこなし、ガードからビッグマンまで幅広く守れるディフェンス力が備わっている。
そのほか、インディアナ・ペイサーズのパスカル・シアカム、オーランド・マジックのパオロ・バンケロ、クリーブランド・キャバリアーズのエバン・モーブリー、ダラス・マーベリックスのアンソニー・デイビスといった現役有数のPFたちも、ペイントエリアに陣取るだけでなく、コート全体を動き回っている。
ランドルフからすれば、これまでのPFたちのプレースタイルが進化、あるいはガードやウイングの選手が大型化したと映るのかもしれない。
ただ、現代NBAにはデンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチ、スパーズのヴィクター・ウェンバンヤマ、ニックスのカール・アンソニー・タウンズといったオールラウンドな能力を持つビッグマンが多数いるため、ポジションレスを受け、彼らのプレースタイルが従来のものから進化したと言えるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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