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手に汗握る展開で「チーム・レブロン」が熱戦を制す!初代“コビー・ブライアントMVPアウォード”はレナードの手に【NBAオールスター2020】

ダンクシュート編集部

2020.02.17

4度目の出場となったレナードは30得点、7リバウンド、4アシスト、2スティールを記録。初代「コビー・ブライアントMVPアウォード」を獲得した。(C)Getty Images

4度目の出場となったレナードは30得点、7リバウンド、4アシスト、2スティールを記録。初代「コビー・ブライアントMVPアウォード」を獲得した。(C)Getty Images

 第3Qは一進一退の攻防となり、「チーム・レブロン」はレナードとレブロン、「チーム・ヤニス」はアデトクンボを中心に攻撃。シーソーゲームが続くなか、残り22.9秒にニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)が3ポイントを決めて「チーム・レブロン」が40-39と逆転に成功すると、「チーム・ヤニス」はタイムアウトを取って逆転を狙う“真剣モード”に。2点ビハインドの残り2.2秒にはヤングの絶妙のパスからルディ・ゴベア(ユタ・ジャズ)がダンクを決めて同点に追いつき、41-41で第3Qを終えた。

 第1Q~第3Qまでの合計得点が高かった「チーム・ヤニス」の133点に24点を足した157点が「ターゲット・スコア」に設定された第4Q(時間無制限)は、時間の経過とともに両チームのボルテージが上がっていく。「チーム・レブロン」が136-142と6点差に詰め寄った局面では、アデトクンボがレブロンのジャンパーをブロック。アデトクンボがその直後にもデイビスのダンクを防げば、デイビスもアデトクンボのジャンパーを止めるなど試合はヒートアップ。その後、ハーデンが3ポイントを決めて「チーム・レブロン」が146-146の同点に追いつくと、本気モードはいっそう高まった。
 
 エンビードがゴール下でファウルを受け、フリースローと判定された場面では、「チーム・レブロン」が「チャレンジ」を要求。これが成功してジャンプボールに変わった。さらに、154-153の局面でレブロンがレイアップを狙い、アデトクンボが後ろからブロックした際には、1度はゴールテンディングで得点が認められたが、再び「チャレンジ」。ボールが最高点から落下する前にブロックしていたとして、レブロンのゴールは取り消しとなった。その後、ハーデンからオフェンスファウルを誘発したラウリーは飛び跳ねて喜びを表現するなど、手に汗握る展開が続いた。

 レブロンの得点で156-153と王手をかけた「チーム・レブロン」は、ゴール下のミスマッチを突いて、地元シカゴ出身のデイビスがフリースローを獲得。1投目はミスしたが、2本目を冷静に沈めて先に157点に到達し、157-153で激闘を制した。

 20分間の出場で30得点(うち3ポイント14本中8本成功)、7リバウンド、4アシスト、2スティールを記録して「チーム・レブロン」の勝利に貢献したレナードが、「コビー・ブライアントMVPアウォード」と名称が変わったトロフィーの最初の受賞者に。

 コビーやデビッド・スターン元NBAコミッショナーの追悼のため、様々な趣向が凝らされた今年のオールスターウィークエンドは、大盛況のまま幕を閉じた。

構成●ダンクシュート編集部

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