今季のバックスは、アデトクンボが新型コロナウイルスのためメディアデーとトレーニングキャンプ開始時にチームへ合流できなかった。その分、大黒柱抜きの布陣でキャンプ序盤をこなし、彼が欠場した試合を想定した練習もしてきたことが奏功したと言えるだろう。
そしてカーHCとウォリアーズにとって誤算だったのはライアン・ロリンズ。2022-23シーズンにウォリアーズでNBAデビューした191㎝・82㎏のガードは、昨季バックスでデイミアン・リラード(現ポートランド・トレイルブレイザーズ)が欠場した終盤に台頭し、4月1日のフェニックス・サンズ戦でキャリアハイの23得点をマークしていた。
今季はケビン・ポーターJr.が離脱した2戦目から先発入りし、ニックス戦で4本の3ポイントをすべて沈めてキャリアハイを更新する25得点。そして古巣との一戦ではスムースかつ洗練された動きから7投中5本(成功率71.4%)の長距離砲を放り込み、自己ベストを再び塗り替える32得点に3リバウンド、8アシストと暴れ回った。
さらにマイルズ・ターナーが17得点、7リバウンド、3アシスト、コール・アンソニーが16得点、ゲイリー・トレントJr.が13得点、3アシスト、4スティール、ボビー・ポーティスが12得点、5リバウンドを記録。計8選手が2桁得点のバランスアタックで相手をねじ伏せた。
ウォリアーズにとっては予想外の結末になったことは間違いない。それでも、NBAのシーズンは長丁場で、11月1日にインディアナ・ペイサーズ戦、4日にサンズ、翌5日にはサクラメント・キングスとの2連戦もあり、この敗戦を引きずり続けるわけにはいかない。
「どのチームにも、こういう試合はあるものだ。リーグにいるどのチームも82試合のシーズンを戦い、全員がハイペースかつ懸命にプレーしている。メンタル面で集中力が途切れてしまう試合も出てくるだろう。今夜は我々にとって、まさにそんな試合のひとつだった」
カーHCが口にしたように、“イレギュラーなゲーム”を終えたウォリアーズは、気持ちを切り替えることができるのか。次戦の相手は開幕5連敗を喫しているペイサーズだが、主力を複数欠いても粘り強さは健在だけに、アウェーで勝利できるか注目したい。
文●秋山裕之(フリーライター)
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そしてカーHCとウォリアーズにとって誤算だったのはライアン・ロリンズ。2022-23シーズンにウォリアーズでNBAデビューした191㎝・82㎏のガードは、昨季バックスでデイミアン・リラード(現ポートランド・トレイルブレイザーズ)が欠場した終盤に台頭し、4月1日のフェニックス・サンズ戦でキャリアハイの23得点をマークしていた。
今季はケビン・ポーターJr.が離脱した2戦目から先発入りし、ニックス戦で4本の3ポイントをすべて沈めてキャリアハイを更新する25得点。そして古巣との一戦ではスムースかつ洗練された動きから7投中5本(成功率71.4%)の長距離砲を放り込み、自己ベストを再び塗り替える32得点に3リバウンド、8アシストと暴れ回った。
さらにマイルズ・ターナーが17得点、7リバウンド、3アシスト、コール・アンソニーが16得点、ゲイリー・トレントJr.が13得点、3アシスト、4スティール、ボビー・ポーティスが12得点、5リバウンドを記録。計8選手が2桁得点のバランスアタックで相手をねじ伏せた。
ウォリアーズにとっては予想外の結末になったことは間違いない。それでも、NBAのシーズンは長丁場で、11月1日にインディアナ・ペイサーズ戦、4日にサンズ、翌5日にはサクラメント・キングスとの2連戦もあり、この敗戦を引きずり続けるわけにはいかない。
「どのチームにも、こういう試合はあるものだ。リーグにいるどのチームも82試合のシーズンを戦い、全員がハイペースかつ懸命にプレーしている。メンタル面で集中力が途切れてしまう試合も出てくるだろう。今夜は我々にとって、まさにそんな試合のひとつだった」
カーHCが口にしたように、“イレギュラーなゲーム”を終えたウォリアーズは、気持ちを切り替えることができるのか。次戦の相手は開幕5連敗を喫しているペイサーズだが、主力を複数欠いても粘り強さは健在だけに、アウェーで勝利できるか注目したい。
文●秋山裕之(フリーライター)
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