その強烈なリーダーシップとリーグ有数のバスケットボールIQによって、ポールはロッカールームで際立つ存在である一方、チームメイトたちやコーチ陣とソリが合わなくなってしまう危険性もある。
とはいえ、クリッパーズの14シーズン連続の勝ち越しがスタートしたのはポールが加入した2011-12シーズンから。“ポイント・ゴッド”のクリッパーズ第1期はいずれもプレーオフへ出場し、毎シーズン勝率6割超えと、強豪チームの仲間入りを果たしていた。
当時クリッパーズでコンビを結成したグリフィンは、フランチャイズの功労者をこう評していた。
「彼は勝利する文化をもたらしてくれた。NBAで振る舞う方法、すべての試合を真剣に受け止めること、自分の身体と真剣に向き合うことを教えてくれたんだ。それに彼は細部までこだわっていた。僕らは完璧ではなかったし、CPと私は意見がいつも同じだったわけではなかった。でも、ジョークと同義のフランチャイズになってしまったのは残念だ。
優勝はできなかったけど、僕らは人々がリスペクトしてくれる文化と環境を築き上げた。クリス・ポールは20年間ずっと同じ選手であり続けた。彼は勝利にこだわってきた」
レギュラーシーズン通算1万2552アシストと2728スティールでいずれもNBA歴代2位にいるレジェンドは、クリッパーズでも4076アシストと平均9.6アシストで球団史上1位に立ち、将来のバスケットボール殿堂入りが確実視されている。
グリフィンが話したように、ポールが率いたクリッパーズは優勝には届かず、ファイナル進出どころか、カンファレンス・セミファイナルの壁も突破できなかった。それでも、彼らがこれまでの球団イメージを一変させ、優勝候補にも挙がるチームへと引き上げた実績は見逃せない。
今後ポールは、このままクリッパーズから離脱したまま現役ラストシーズンを終えるのか。それとも新たなチームと契約して最後のチャレンジへ臨むのかも気になるところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
【画像】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
とはいえ、クリッパーズの14シーズン連続の勝ち越しがスタートしたのはポールが加入した2011-12シーズンから。“ポイント・ゴッド”のクリッパーズ第1期はいずれもプレーオフへ出場し、毎シーズン勝率6割超えと、強豪チームの仲間入りを果たしていた。
当時クリッパーズでコンビを結成したグリフィンは、フランチャイズの功労者をこう評していた。
「彼は勝利する文化をもたらしてくれた。NBAで振る舞う方法、すべての試合を真剣に受け止めること、自分の身体と真剣に向き合うことを教えてくれたんだ。それに彼は細部までこだわっていた。僕らは完璧ではなかったし、CPと私は意見がいつも同じだったわけではなかった。でも、ジョークと同義のフランチャイズになってしまったのは残念だ。
優勝はできなかったけど、僕らは人々がリスペクトしてくれる文化と環境を築き上げた。クリス・ポールは20年間ずっと同じ選手であり続けた。彼は勝利にこだわってきた」
レギュラーシーズン通算1万2552アシストと2728スティールでいずれもNBA歴代2位にいるレジェンドは、クリッパーズでも4076アシストと平均9.6アシストで球団史上1位に立ち、将来のバスケットボール殿堂入りが確実視されている。
グリフィンが話したように、ポールが率いたクリッパーズは優勝には届かず、ファイナル進出どころか、カンファレンス・セミファイナルの壁も突破できなかった。それでも、彼らがこれまでの球団イメージを一変させ、優勝候補にも挙がるチームへと引き上げた実績は見逃せない。
今後ポールは、このままクリッパーズから離脱したまま現役ラストシーズンを終えるのか。それとも新たなチームと契約して最後のチャレンジへ臨むのかも気になるところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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