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NBA

レイカーズ退団→スパーズ加入当初は「気まずい思いをした」名手オリーが明かす移籍の舞台裏「少し前にボコボコにされたのにね」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2026.06.01

 スターター起用されたオリーは、シリーズ平均4.3点、7.8リバウンド、1.8アシスト、フィールドゴール成功率26.2%と低調だった。武器の3ポイントも18本すべて失敗。第5戦では、決まれば逆転となる終盤の長距離砲を外すなど、本来の勝負強さを発揮できなかった。

 レイカーズから、よりによってライバルチームのスパーズへ移籍したことで、“裏切り者”と非難されてもおかしくはないのだが、その当時をオリーはこう回想していた。

「レイカーズが土壇場で私を放出することになったから、スパーズに加入したんだ。行き先がなかったのさ。そこでスパーズが『お金ならあるから、うちに来ないか?』と誘ってくれてね。それで『オーケー』って感じで、そんな経緯でスパーズに加入したんだ」
 
 キャリア最後の5シーズンをスパーズで過ごしたオリーは、2005、07年のリーグ制覇に貢献して計7回優勝。ベンチスタートとはいえ、要所で仕事を遂行し、ローテーションの座を確保して戦い抜いた。

 NBA史上、7回以上の優勝回数を誇るのは9人のみ。そのうち、1980年代以降に達成したのはオリー1人だけだ。リーグ屈指のスターたちとプレーしてきたのは事実だが、“ビッグショット・ロブ”がプレーオフの大舞台で、チームを勝利へ導く重要なシュートを何度も沈めてきたことも見逃せない。

 2003年にレイカーズから王者スパーズへ移籍したことで、オリーは当初こそ気まずい思いをした。それでも新天地で自身の役割を確立し、2度の優勝を勝ち取ったのだから、この移籍は結果的に成功だったと言えるだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)

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