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NBA

ドゥエイン・ウェイドがツイッターでフォロワーの質問に回答。現役時代に“ガードすることが最もタフだった3選手”を明かす

秋山裕之

2020.03.19

コビーとはファイナルで対戦することはなかったが、同じSGということもあり、レギュラーシーズンでは何度も好勝負を繰り広げた。(C)Getty Images

コビーとはファイナルで対戦することはなかったが、同じSGということもあり、レギュラーシーズンでは何度も好勝負を繰り広げた。(C)Getty Images

 また、2003年のドラフト同期でチームメイトとしてもプレーしたレブロンとのベストな思い出については「多くの思い出とモーメントを創り出したことは、バスケットボールの歴史の一部として永遠に語り継がれるだろうね!」と振り返っていた。

 そして『ESPN』がこの中ですぐさま取り上げたのは、「最もガードするのがタフだったのは誰?」という質問に対するウェイドの答え。「コビー、バロン・デイビス、リップ・ハミルトンだ」というシンプルなコメントである。

 今年1月にヘリコプター墜落事故により、帰らぬ人となったコビー・ブライアント(元レイカーズ)とウェイドは、プレーオフでこそ対決しなかったものの、レギュラーシーズンやオールスターで何度もマッチアップし、2008年の北京オリンピックではチームメイトとしてアメリカ代表の金メダル獲得に大きく貢献。リーグ指折りのシューティングガード同士として、試合中は激しいマッチアップを幾度も繰り広げてきた。

 ウェイドと同様に、屈強な肉体と驚異的な身体能力を兼備したデイビス(元ニューオーリンズ・ホーネッツほか)とは、主にキャリア初期に何度も対決してきた好敵手。ルーキーイヤーの2004年には、プレーオフ1回戦で第7戦までもつれる大激戦を演じており、シリーズ初戦ではウェイドがデイビスをクロスオーバーで振り切り、決勝弾となるフローターを決めたことが印象深い。
 
“リップ”ことリチャード・ハミルトンは、キャリア初期にウェイドの前に立ちはだかったデトロイト・ピストンズの主軸の1人。無尽蔵のスタミナを誇ったハミルトンは、スクリーンや機動力を駆使してディフェンダーを振り切り、正確無比なミドルショットを武器に得点を量産してきた。

 コビーと比較すると、デイビスとハミルトンはネームバリューという点は劣るが、全盛期にはリーグ屈指の実力者として知られただけに、ウェイドにとっては記憶の中にずっと残っていたのだろう。

 今後はウェイドのようなレジェンドだけでなく、現役選手たちもこういった質問コーナーを設けてくれると、ファンやメディア、あるいは選手たちにとっても楽しい時間を味わえるのではないだろうか。

文●秋山裕之(フリーライター)

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