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NBA

八村塁もノミネート!米メディアが“将来のオールスター出場が望めそうなポテンシャルを持つ7人のルーキー”を選出

秋山裕之

2020.03.20

2019年ドラフトトップ2であるザイオン(左)とモラント(右)は、将来確実にオールスターに選ばれるだろう。(C)Getty Images

2019年ドラフトトップ2であるザイオン(左)とモラント(右)は、将来確実にオールスターに選ばれるだろう。(C)Getty Images

・コビー・ホワイト(ブルズ/1巡目7位)
 チームメイトのクリス・ダン、ザック・ラビーンが故障で戦線離脱し、回ってきたチャンスをしっかりとモノにした。ノースカロライナ大出身のオフェンシブガードは、インスタントスコアラーとして爆発的な活躍を見せており、2月22日~25日の3試合連続30得点超えを含む、直近9試合で8度の20得点超えと大暴れ。さらにここ5戦はいずれも5アシスト以上を記録している点も見逃せない。スターターの座を手にし、安定感が身につけば、この男に限界はないのかもしれない。

■オールスター候補の域には至らず
・エリック・パスカル(ウォリアーズ/2巡目41位)
 ドレイモンド・グリーンのケガによりチャンスをつかんだフォワードは、11月4日のブレイザーズ戦で34得点、13リバウンドと大爆発。チームに勝利を呼び込むハイパフォーマンスを披露し、大きなインパクトを与えてみせた。

 ルーキー全体で5位の平均14.0点に加え、4.6リバウンド、2.1アシストとまずまずの成績を残しており、FG成功率49.7%、フリースロー成功率77.4%も悪くない数字だ。ゴール下、ミドルレンジにおいては正確にショットを沈めることができるとすでに証明しているため、今後はシュートレンジを広げて3ポイント(成功率28.7%)に磨きをかけ、さらなるプレータイムを獲得できれば、オールラウンダーとして台頭するだろう。
 
・八村塁(ウィザーズ/1巡目9位)
 ゴンザガ大が輩出したコンボフォワードは、自然に身についたボールへの嗅覚と、美しいフォームを持つ。パスカルと同様に今後は3ポイントを向上させ、出場時間を増やしていければ、いずれ完全なオールスター候補と認識されるレベルへと到達するかもしれない。

◆       ◆       ◆

 もっとも、彼らはまだルーキーであり、今季終了後のワークアウトや所属チームの状況によって、その才能を大きく花開かせたり、あるいは逆となる可能性があるのも事実。ザイオンとモラントについては、すでに所属チームの主役となっているため、このまま成績を伸ばすことができれば、近い将来のオールスター選出は確実だろう。

 そしてナンやバレット、ホワイト、パスカル、八村も、来季いきなりの急成長を遂げても不思議はないだけのポテンシャルを秘めている。ドラフトトップ2指名より先にオールスター選出を果たす、という栄誉を授かる可能性も、決してゼロではないはずだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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