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NBA

ピッペンが今季序盤にブルズのアドバイザーから解雇されていたことが発覚!公表が遅れた理由は?

秋山裕之

2020.04.16

メディアに顔を出す機会が増えていたのは、現場から離れていたことが理由のようだ。(C)Getty Images

メディアに顔を出す機会が増えていたのは、現場から離れていたことが理由のようだ。(C)Getty Images

 ところが、今季序盤にピッペンがその役職から解雇されていたことが判明。15日に『Sports Illustrated』へ掲載された記事によると、ピッペンは今年2月のオールスター前に収録した『The Chicago Tribune』とのポッドキャストで「私は今シーズン、解雇されたんだ」とコメントしていたとのこと。この事実が公開されるまでなぜ2か月間もかかったのかというと、ピッペンが「そのことを公に出したくなかったんだ。でも、私はもはやブルズに雇われてはいない」と語っていたからだという。

 ピッペンは『ESPN』の“The Jump”という番組でアナリスト兼コメンテーター役を務めており、最近はメディアにも顔を出すようになったのだが、ブルズのアドバイザー解任という背景があったからのようだ。
 
 今季を含めた直近3年は勝率4割にも届いておらず、苦しいシーズンが続いている古巣に対し、ピッペンは再建に向けてこんな言葉を残していた。

「彼らには成長する見込みがある若手が何人かいると感じている。だから彼らを批評するつもりはない。でもあのチームが毎晩競い合おうとするなら、もっとタレントが必要だし、何人かフリーエージェントを獲得しなければいけないと私は思うね」

 フランチャイズ史上7度目の優勝を目指し、新たに動き出したブルズ。「私はシカゴ・ブルズを見て育ってきた。リトアニア出身の子どもにとって、ブルズはアメリカのバスケットボールとNBAを象徴する存在だった」と話していたカルニショバスにとって、優勝経験を持つOBの存在は貴重なだけに、ピッペンを再びブルズのフロントに呼び戻す可能性もあるのではないだろうか。

文●秋山裕之(フリーライター)

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