なかにはフォワードやセンターの選手もいるため、ジョーダンが直接マッチアップしたケースは少ないこともあるのだが、ジョーダンは88年に最優秀守備選手賞に輝いたほか、3度のスティール王、9度のオールディフェンシブチーム選出を誇る攻守兼備のスーパースターだった。得失点差が大きく開いている選手にガードが多いのは、ジョーダンにディフェンスされていたからだろう。では、得失点差が1桁だった選手たちを見てみよう。
■ジョーダン対スター選手たちによるスコアリングバトルの戦績②
デイビッド・ロビンソン(スパーズ/14試合):+9.0
アキーム・オラジュワン(ロケッツほか/23試合):+8.9
ケビン・ガーネット(ウルブズほか/9試合):+8.9
アレックス・イングリッシュ(ナゲッツほか/12試合):+8.4
ラリー・バード(セルティックス/34試合):+7.6
ジュリアス・アービング(シクサーズ/8試合):+7.5
カール・マローン(ジャズほか/36試合):+7.4
グラント・ヒル(ピストンズほか/15試合):+6.4
バーナード・キング(ニックスほか/23試合):+6.4
シャキール・オニール(レイカーズほか/21試合):+3.5
ドミニク・ウィルキンズ(ホークスほか/48試合):+2.0
コビー・ブライアント(レイカーズ/8試合):+1.7
アレン・アイバーソン(シクサーズほか/13試合):-6.3
ロビンソン、オラジュワン、シャックといった当時リーグを代表するセンター、ガーネットにマローンといったフォワード陣とは直接マッチアップする機会が少なかったこと、そして彼らには平均20点を軽々クリアする得点力があったため、得失点差は大きく開かなかったのだろう。
そんななかで、ジョーダンを見て育ち、アイドルかつ目標としてスーパースターへと成長したコビーとアイバーソンがトップ2に入ったことは特筆すべき結果と言っていい。特にアイバーソンは、ジョーダンと対戦した13試合で平均29.8点と大暴れ。レギュラーシーズンのキャリア平均26.7点を上回る数字を叩き出している。
公開間近となった『The Last Dance』は、ジョーダン率いるブルズが6度目の優勝を飾った1997-98シーズンで、今から20年以上も前のこと。レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)がNBA入りする前であり、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)やザイオン・ウィリアムソン(ニューオリンズ・ペリカンズ)はまだ生まれていなかった。
だがバスケットボールを超越した存在であり、57歳となった現在も絶大な影響力を持つジョーダンとブルズのドキュメンタリーは、是非とも観ておきたい珠玉のコンテンツだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】NBAの頂点に君臨するバスケットボールの“神様”マイケル・ジョーダン特集
■ジョーダン対スター選手たちによるスコアリングバトルの戦績②
デイビッド・ロビンソン(スパーズ/14試合):+9.0
アキーム・オラジュワン(ロケッツほか/23試合):+8.9
ケビン・ガーネット(ウルブズほか/9試合):+8.9
アレックス・イングリッシュ(ナゲッツほか/12試合):+8.4
ラリー・バード(セルティックス/34試合):+7.6
ジュリアス・アービング(シクサーズ/8試合):+7.5
カール・マローン(ジャズほか/36試合):+7.4
グラント・ヒル(ピストンズほか/15試合):+6.4
バーナード・キング(ニックスほか/23試合):+6.4
シャキール・オニール(レイカーズほか/21試合):+3.5
ドミニク・ウィルキンズ(ホークスほか/48試合):+2.0
コビー・ブライアント(レイカーズ/8試合):+1.7
アレン・アイバーソン(シクサーズほか/13試合):-6.3
ロビンソン、オラジュワン、シャックといった当時リーグを代表するセンター、ガーネットにマローンといったフォワード陣とは直接マッチアップする機会が少なかったこと、そして彼らには平均20点を軽々クリアする得点力があったため、得失点差は大きく開かなかったのだろう。
そんななかで、ジョーダンを見て育ち、アイドルかつ目標としてスーパースターへと成長したコビーとアイバーソンがトップ2に入ったことは特筆すべき結果と言っていい。特にアイバーソンは、ジョーダンと対戦した13試合で平均29.8点と大暴れ。レギュラーシーズンのキャリア平均26.7点を上回る数字を叩き出している。
公開間近となった『The Last Dance』は、ジョーダン率いるブルズが6度目の優勝を飾った1997-98シーズンで、今から20年以上も前のこと。レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)がNBA入りする前であり、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)やザイオン・ウィリアムソン(ニューオリンズ・ペリカンズ)はまだ生まれていなかった。
だがバスケットボールを超越した存在であり、57歳となった現在も絶大な影響力を持つジョーダンとブルズのドキュメンタリーは、是非とも観ておきたい珠玉のコンテンツだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】NBAの頂点に君臨するバスケットボールの“神様”マイケル・ジョーダン特集