ジョーダンの中にはたくさんのキャラクターがあるんだ。マイケル・ジョーダン、MJ、コードM……、そしてもうひとつ私が他と切り離して考えているキャラクターがブラック・キャット(ジョーダンのしなやかで俊敏なプレースタイルから付けられた異名のひとつ)だ。このキャラクターは他とはまったく違う。彼はギアを上げて、勝ち負けを超越した世界でプレーしていた。そんな選手は今まで見たことがない。ラリー・バード、ドクターJ、カリーム(アブドゥル・ジャバー)、素晴らしいヒーローたちがいたけど、マイケル・ジョーダンは毎晩それをやってのけた」
ジョーダンは95年に最初の復帰を果たす直前、ブルズのトレーニング場を訪れて練習に参加する姿が目撃されていた。アームストロングに1対1を申し込み、1年以上のブランクがあるにもかかわらず、コートを脱ぎ革靴を履いた状態で、この前年にオールスターに出場したアームストロングに勝利したという逸話もある。“神”の凄みをその身で体感しているからこそ、彼の見解は重みがあるだろう。
その一方で、「MJの次に来るベストプレーヤーは?」という質問には、「マイケル・ジョーダンのような選手という意味では何人か挙げられる」と答えている。
「まずアキーム・オラジュワンは、フィジカルの粘り強さと自分がプレーでもたらすものをマッチさせるだけの肉体的・身体的能力を兼備していると思った最初の選手だった。最も興味深いのはレブロンだ。彼は素晴らしい選手で、他に類を見ないアスリートだ。ただ、私の考えではブルズ、あるいはマイケルに最も問題を与えるであろう選手はティム・ダンカンだね」
アームストロングが“歴代№2”に挙げたのは、18年間のキャリアをサンアントニオ・スパーズ一筋で過ごし、5回の優勝リングを手にして「史上最強のパワーフォワード」とまで称されたダンカンだった。
「ティム・ダンカンは驚くべき選手。彼は4番(パワーフォワード)と5番(センター)のポジションでプレーする。スペースを得て、相手に何もさせない。技術的に言えば、私がNBAで見たなかでも他に類を見ないタレントだ。マイケル・ジョーダンはほぼ完璧だったけど、ダンカンもそれが可能だ。攻撃だけでなく守備もでき、ゲームを支配できる。本当に素晴らしい」
基本に忠実なプレーで“ビッグ・ファンダメンタル”の異名を取ったダンカンは、そのプレースタイルゆえにNBA史上最高の選手を語るうえで名前は挙がりづらいのかもしれない。それでも、熟練のアームストロングはジョーダンに次ぐ存在だと高く評価していた。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】引退後もその影響力は絶大!NBAの頂点に君臨するバスケットボールの”神様”マイケル・ジョーダン特集
ジョーダンは95年に最初の復帰を果たす直前、ブルズのトレーニング場を訪れて練習に参加する姿が目撃されていた。アームストロングに1対1を申し込み、1年以上のブランクがあるにもかかわらず、コートを脱ぎ革靴を履いた状態で、この前年にオールスターに出場したアームストロングに勝利したという逸話もある。“神”の凄みをその身で体感しているからこそ、彼の見解は重みがあるだろう。
その一方で、「MJの次に来るベストプレーヤーは?」という質問には、「マイケル・ジョーダンのような選手という意味では何人か挙げられる」と答えている。
「まずアキーム・オラジュワンは、フィジカルの粘り強さと自分がプレーでもたらすものをマッチさせるだけの肉体的・身体的能力を兼備していると思った最初の選手だった。最も興味深いのはレブロンだ。彼は素晴らしい選手で、他に類を見ないアスリートだ。ただ、私の考えではブルズ、あるいはマイケルに最も問題を与えるであろう選手はティム・ダンカンだね」
アームストロングが“歴代№2”に挙げたのは、18年間のキャリアをサンアントニオ・スパーズ一筋で過ごし、5回の優勝リングを手にして「史上最強のパワーフォワード」とまで称されたダンカンだった。
「ティム・ダンカンは驚くべき選手。彼は4番(パワーフォワード)と5番(センター)のポジションでプレーする。スペースを得て、相手に何もさせない。技術的に言えば、私がNBAで見たなかでも他に類を見ないタレントだ。マイケル・ジョーダンはほぼ完璧だったけど、ダンカンもそれが可能だ。攻撃だけでなく守備もでき、ゲームを支配できる。本当に素晴らしい」
基本に忠実なプレーで“ビッグ・ファンダメンタル”の異名を取ったダンカンは、そのプレースタイルゆえにNBA史上最高の選手を語るうえで名前は挙がりづらいのかもしれない。それでも、熟練のアームストロングはジョーダンに次ぐ存在だと高く評価していた。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】引退後もその影響力は絶大!NBAの頂点に君臨するバスケットボールの”神様”マイケル・ジョーダン特集