「俺のゲームは時代を超越している。俺のスタイルはどの時代にもフィットする。パワー、強さ、上手さ、ジャンプ力、ジャンプショット、ダンク……、俺と同じ規模でバスケットボールをプレーしている選手はいなかった。ペイントの中央を突破してスコアしたガードがどれだけいたんだい？」

　ラッセル・ウエストブルック（ヒューストン・ロケッツ）やデイミアン・リラード（ポートランド・トレイルブレイザーズ）、ケンバ・ウォーカー（ボストン・セルティックス）、若手ではトレイ・ヤング（アトランタ・ホークス）など、平均20点以上を誇るスターＰＧは多数存在する。マーブリーは「ゲームは大きく変わってきている」としつつも、自分はどの時代にもアジャストできると豪語。周囲の態度やケミストリー不足が、自分のポテンシャルを最大限に発揮できなかった要因だったと見解を述べた。
  「言っておくけど、俺は常に『アイツはトレードされた』という男だった。俺がトレードされたら、それは大きな取引だったが、他の連中はそうじゃない。俺はロッカールームでチームメイトと問題を抱えていた。なぜなら彼らは真のプロフェッショナルじゃなかったからね。ずっと俺に100％の力を出させてくれなかった。一部のヤツらは成長が必要だった。俺もある分野では成長が必要だった。ラリー・ブラウン（ニックス時代のＨＣ）とのことや起こったすべての起伏に感謝している。俺を今の立場にたどり着かせてくれたからね」

　そんなマーブリーのお気に入りは、ニューオリンズ・ペリカンズのザイオン・ウィリアムソンとロンゾ・ボールの若手デュオだという。

「ペリカンズを見るのが好きだね。ザイオンはお気に入りだ。彼は素晴らしいよ。ロンゾ・ボールが成長する姿を見るのも面白い。今年はシュートとランニングゲームを磨くことを進んでやっている。LA（ロサンゼルス・レイカーズ）からトレードされたあと、俺のようにプレーしている姿を見るのはいい気分だよ。彼は自分のスタイルで戦える場所にたどり着いた」

　マーブリーに“アイツがNO.１ＰＧだ”と言わしめる逸材は現われるのか。彼自身もファンのような気持ちで待ち望んでいるのかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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