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NBA

「普段ならばギアを上げている時」「即興のジムを作った」新型コロナで自宅待機を余儀なくされている選手たちの苦悩とは?

秋山裕之

2020.05.13

移籍の多いNBAではマンションに住んでいる選手も多く、ベテランのパターソンは「本来やるべきことをこなすのは難しい」と苦悩を語った。(C)Getty Images

移籍の多いNBAではマンションに住んでいる選手も多く、ベテランのパターソンは「本来やるべきことをこなすのは難しい」と苦悩を語った。(C)Getty Images

 レブロンやデュラントといった超大物選手たちは別だが、自宅にトレーニングルームがある選手は限られている。そのため、多くの選手は「ウェイトトレーニングをして、外で走っている」(ボストン・セルティックスのシェミ・オジェレイ)だろう。

 もっとも、オジェレイは「僕は恵まれている方だと思う。ボストン郊外のブライトンに住んでるから、走れる場所がある。だから今は地面を走ることに夢中なんだ」と居住地域の特異性をアピールしていた。

 ただ、移籍が頻繁に起こるNBAでは、経験豊富なベテランでも自宅待機は苦痛のようだ。今季からロサンゼルス・クリッパーズでプレーしている10年目のパトリック・パターソンは「大きなチャレンジだ」と口にし、現状についてこう続けていた。
 
「俺はアパートに住んでるから、本来やるべきことをこなすのは難しい。だからガレージで1時間くらいワークアウトをして、LAで坂のあるところを見つけて走ったりしているよ。あとはヨガかな。今の俺にできることはそれくらいなんだ」

 通常のオフシーズンでは設備の整ったジムでトレーニングをし、ピックアップゲームなどでゲーム勘をキープできるが、自宅待機という状況では、さすがにNBA選手でもコンディションを保つことは難しいということなのだろう。

 今後1か月以内にシーズン再開かどうかの判断が下されるため、今はただ、できる限りのトレーニングを続けるしかない状況だ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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