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NBA

マーブリー節がまたも炸裂!「俺がNBAでベストのPGだ」と豪語するご意見番が、それでもお気に入りに挙げた選手は?

ダンクシュート編集部

2020.05.12

現役時代にスコアリングガードとして鳴らしたマーブリーは、「俺のゲームは時代を超越している」と自信満々に語った。(C)Getty Images

現役時代にスコアリングガードとして鳴らしたマーブリーは、「俺のゲームは時代を超越している」と自信満々に語った。(C)Getty Images

 ステフォン・マーブリーは現役時代、コビー・ブライアントやアレン・アイバーソン、レイ・アレンと同じ1996年のドラフトでプロ入りし、攻撃的ポイントガード(PG)として鳴らした。通算846試合で1万6297点、6471アシストを記録したが、ヘッドコーチ(HC)や同僚との確執、癖のある性格が影響して31歳でNBAの舞台を去り、ライバルたちが優勝や殿堂入りするのとは対照的に、栄光とは無縁のキャリアだった。それでも、自分は現代でも十分にトップレベルでプレーできると、さすがの“ビッグマウスぶり”を発揮している。

 ルーキーイヤーから先発に定着したマーブリーは、ケビン・ガーネットと強力デュオを形成したが、3年目の1998-99シーズンにトレードでニュージャージー・ネッツ(現ブルックリン・ネッツ)へ。得点が奪える攻撃型PGとして8年連続で平均20点をあげたが、ボールを独占するスタイルがセルフィッシュと見られることも少なくなく、フェニックス・サンズ、ニューヨーク・ニックス、ボストン・セルティックスと渡り歩き、その後は2018年まで中国リーグでプレーした。
 
 ストリートのメッカであるニューヨークで磨いたテクニカルなドリブル、身体能力を生かしたアクロバティックなプレー、高精度のジャンパー、トリッキーなパス、ゲットーと呼ばれるスラム街からNBA選手まで這い上がった精神力……。こと攻撃力に関してはリーグトップクラスの実力を誇り、05年には名司令塔のジェイソン・キッドとの比較を問われ、「彼は偉大なPGだ。だけど、自分がベストなのにどうやって彼と比較するんだい? 俺がNBAでベストのPGだ」と豪語したほど、自らの腕に絶対の自信を持っていた。

 それは現役引退した今も変わらないようだ。中国の北京ロイヤルファイターズでHCを務める傍ら、“ご意見番”として現代NBAを斬っている元オールスターは、『The NEW YORKER』で「君はスピードのある攻撃型PGで、なおかつアシストもしていた。そのスタイルは以前よりも、今のリーグに合う気がする。別のタイミングでリーグ選手になっていたら?」との質問に“マーブリー節”を炸裂させた。
 

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