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国内バスケ

【連載インタビュー】渡嘉敷来夢/前編「自分が30点取ってもチームを勝たせられなかったら、それはエースではないと思っています」

小永吉陽子

2020.05.13

渡嘉敷は中学1年の時にバスケットボールを始め、すぐに夢中になったという。写真:田中研治

渡嘉敷は中学1年の時にバスケットボールを始め、すぐに夢中になったという。写真:田中研治

 本連載では、オリンピックでの活躍が期待される各競技の注目選手の生い立ちや夢舞台への想いに迫る。今回は193㎝の高さを誇る女子バスケ界のエース渡嘉敷来夢が登場。JX-ENEOS11連覇の中心選手であり、リオ五輪ベスト8、アジアカップ4連覇の立役者として活躍。日本人で3人目の選手となったWNBAでは、シアトル・ストームで3シーズンにわたってプレーした。

 前編ではその名を轟かせた桜花学園高時代(愛知)に学んだこと、世界に羽ばたくまでの成長過程について聞いた。


――中1からバスケットボールを始めた理由は?

小さい頃から体を動かすのが大好きで、小学校のときは野球と陸上をやっていました。中学で何の部活に入ろうかなあと思っていたときに、仲のいい子がバスケ部に入部し、兄も一時期バスケをしていたこともあり、興味があったのでバスケを始めました。

――渡嘉敷選手は小6のときに走り高跳びの種目で、埼玉県大会優勝(記録:138㎝)しています。それほどの成績を出しても中学で陸上を続ける選択肢はなかったのですか? 

陸上を続けようとは思わなかったんですよね。陸上は学校内で運動神経のいい子が招集されて大会に出るんですけど、私は人より高く跳べたので小4から走り高跳びをやっていました。けど中学では他のスポーツをやりたいなあと思ったんですよね。その理由は、中学から背面跳びになるのがイヤいやだったんですよ。それまではさみ跳びだったので、背面跳びが怖いと思ってしまって(笑)
 
――中学からバスケは始め、すぐに夢中なったのでしょうか?

すぐに夢中になりましたね。もともと小学校のときからミニバスをやりたいと思っていたのもあり、実際にやってみて、毎日できることが増えていくのが楽しくて、楽しくて。練習すればするほど色んなことができるようになっていったので、それで続いたんだと思います。

――中学時代の身長は?

入学したときは170㎝で、卒業するときには185㎝になっていました。男の子が身長伸びるように、毎年着々と伸びましたね。成長痛なのか、毎日膝の下が痛かったです。

――渡嘉敷選手は春日部東中時代に、ジュニアオールスター(都道府県別対抗戦)や全国中学校大会に出て注目を集めました。その頃から強豪高校でバスケをしたい気持ちはあったのですか?

普通はそう思うじゃないですか(笑)。でも、自分は高校ではバスケじゃなくて違うスポーツやってみようと思っていました。仲のいい友達がサッカーをやるからサッカーもいいかなと思ったり。それはバスケが嫌いになったわけじゃなく、好奇心旺盛だったので何でもやりたくなっちゃうんですよ(笑)。小学校のときから休み時間には男子とサッカーをやったり、ドッヂボールや鬼ごっこ、当時流行っていた遊びをしたり、何にでも興味津々でしたね。

でも桜花をはじめ、いろんな強いチームからお誘い頂いて、やっぱり自分はバスケをやるべきだな、と思いました。でもその誘いがなかったら、バスケを辞めて違うスポーツやっていたかもしれません。
 
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