「驚きの夜だった。彼(ジョーダン)は我々のチームをリスペクトしてくれた。アキーム(オラジュワン)を封じ込めることができるとは思っていなかった。彼らにはアキームを止められる選手がいなかった。我々(ロケッツ)が最も手こずらせたチームだと思ったと言っていたよ。彼らがファイナルに勝ち上がった時、我々がそこにたどり着けなかったのは残念だった。ファイナルに行かなければならなかった。それについて話すことはできるけど、結果は決して分からない。でも、きっと素晴らしいシリーズになっただろうね」
同じ84年ドラフト組のオラジュワン(1位)とジョーダン(3位)は、レギュラーシーズンで計23回(プレーオフでの対戦はなし)激突し、オラジュワンが13勝と勝ち越し(ブルズが優勝した年に限っても6勝5敗)。“オラジュワン・ロケッツ”と“ジョーダン・ブルズ”に絞っても12勝9敗とオラジュワンがリードしており、平均23.4点、11.7リバウンド、3.5ブロック、1.9スティール、フィールドゴール成功率51.3%の好成績を残している。
ロケッツで2連覇を経験し、その後ロサンゼルス・レイカーズで3連覇、サンアントニオ・スパーズでも2個のNBAタイトルを加え、歴代7位タイの優勝7回を誇るロバート・オリーは、ジョーダンの“オラジュワン評”についてこのように証言している。
「みんなは、俺たちにオラジュワンという男がいたことを忘れている。フィル(ジャクソンHC)はダブルチームを好まないから、“ドリーム”(オラジュワンの愛称)はブルズを圧倒するだろう。ジョーダンに、今までに恐れを感じた選手を聞いたんだ。それはアキームだった。アキームはナイジェリア出身でジョーダンは『アフリカの巨人が怖い』とよく言っていたよ」
1990年から2000年代初頭にかけてロケッツに計9シーズン所属したマット・バラートは、「アキームはジョーダンとは異なる方法でチームを優勝に導いた。アキームは人をイライラさせることはないし、挑発もしない。彼は手本となって示した」と2人の違いについて語った。
2連覇達成時にトムジャノビッチは「Don't ever underestimate the heart of a champion!(チャンピオンのハートを決して見くびるな)」という名言を残したが、ロケッツからすれば、“無条件でブルズが勝利”という世論は受け入れがたいに違いない。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】NBAの頂点に君臨するバスケットボールの“神様”マイケル・ジョーダン特集
同じ84年ドラフト組のオラジュワン(1位)とジョーダン(3位)は、レギュラーシーズンで計23回(プレーオフでの対戦はなし)激突し、オラジュワンが13勝と勝ち越し(ブルズが優勝した年に限っても6勝5敗)。“オラジュワン・ロケッツ”と“ジョーダン・ブルズ”に絞っても12勝9敗とオラジュワンがリードしており、平均23.4点、11.7リバウンド、3.5ブロック、1.9スティール、フィールドゴール成功率51.3%の好成績を残している。
ロケッツで2連覇を経験し、その後ロサンゼルス・レイカーズで3連覇、サンアントニオ・スパーズでも2個のNBAタイトルを加え、歴代7位タイの優勝7回を誇るロバート・オリーは、ジョーダンの“オラジュワン評”についてこのように証言している。
「みんなは、俺たちにオラジュワンという男がいたことを忘れている。フィル(ジャクソンHC)はダブルチームを好まないから、“ドリーム”(オラジュワンの愛称)はブルズを圧倒するだろう。ジョーダンに、今までに恐れを感じた選手を聞いたんだ。それはアキームだった。アキームはナイジェリア出身でジョーダンは『アフリカの巨人が怖い』とよく言っていたよ」
1990年から2000年代初頭にかけてロケッツに計9シーズン所属したマット・バラートは、「アキームはジョーダンとは異なる方法でチームを優勝に導いた。アキームは人をイライラさせることはないし、挑発もしない。彼は手本となって示した」と2人の違いについて語った。
2連覇達成時にトムジャノビッチは「Don't ever underestimate the heart of a champion!(チャンピオンのハートを決して見くびるな)」という名言を残したが、ロケッツからすれば、“無条件でブルズが勝利”という世論は受け入れがたいに違いない。
構成●ダンクシュート編集部
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