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NBA

ブルズの「歴代ベスト5」を選定!ジョーダン&ピッペンは鉄板。悩んだPFの人選は…

杉浦大介

2020.05.20

PFには1度目のスリーピートへの貢献度を買って、グラントを選んだ。(C)Getty Images

PFには1度目のスリーピートへの貢献度を買って、グラントを選んだ。(C)Getty Images

【スモールフォワード】
スコッティ・ピッペン

1965年9月25日生。203cm・103kg。
在籍期間:12シーズン(1987~98年、2003~04年)

 ジェリー・クラウスGMとの確執、契約問題、トレード志願、さらには1.8秒事件(1994年5月、ニックスと対戦したイースタン・カンファレンス・セミファイナル第3戦で起こった。最終クォーターも残り1.8秒、1点を追ったブルズのタイムアウト後、ジョーダンが引退中で不在だったにもかかわらず、ラストショットを打つのではなく、インバウンドパスを出す役割にされたことでピッペンが激怒。そのままゲームに戻らず、激しく批判された事件)など、日本でも話題を呼んだドキュメンタリー『ザ・ラストダンス』ではブルズ時代のピッペンの不遇がかなり強調されていた印象もある。ただ、出場試合数、プレー時間、FG成功数、得点はすべてジョーダンに次ぐブルズの歴代2位。多才さの権化のようなピッペンが、黄金期のブルズにとって不可欠の存在だったことは誰にも否定できない事実だ。

 何より、周囲に厳しかったというジョーダンから絶大な信頼を受けていたことが、ピッペンの力量を物語る。最高のオールラウンダーであり、史上最高級のSF。“永遠のNo.2”は、ブルズ史上でもジョーダンに次ぐ№2プレーヤーだったと考えられてしかるべきである。
 
【パワーフォワード】
ホーレス・グラント

1965年7月4日生。208cm・111kg。
在籍期間:7シーズン(1987~94年)

 本来であれば90年代後期に一世を風靡したデニス・ロッドマンを選出すべきだが、在籍期間が3年と短かったため除外。おかげで選考が難しくなり、ボブ・ブーザー(1968~76)やピッペンをPFにスライドして、60年代後半から70年代に主力として活躍し、80年代にヘッドコーチも務めたジェリー・スローンをSFに組み入れることも考慮した。しかし、ここではやはり1度目のスリーピートへの貢献度を買って、グラントを選びたい。

 1991-92シーズン、1993-94シーズンは得点、リバウンドで平均ダブルダブルをマーク。ディフェンス、ミッドレンジのジャンパー、ゴール周辺でのフィニッシュ力を備えており、ジョーダン、ピッペンとも見事にフィットした。

 2度目の3連覇に貢献したロッドマンと比べてグラントは地味な感は否めないが、4年連続でオールディフェンシブ2ndチームに選出という実績が示す通りの実力者。『ザ・ラストダンス』ではジョーダンの知名度に嫉妬したような描写があったが、自身が過小評価されていると感じた背後にはそれだけの裏付けがあったのは間違いないのだろう。
 

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