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NBA

現代のNBAにフィットする90年代の選手は?海外メディアがセレクトした5人を紹介

ダンクシュート編集部

2020.05.26

ブルズ2度目の3連覇メンバーとして知られるクーコッチは長身ながらシュート力が高く、パスの上手さにも定評があった。(C)Getty Images

ブルズ2度目の3連覇メンバーとして知られるクーコッチは長身ながらシュート力が高く、パスの上手さにも定評があった。(C)Getty Images

デイル・エリス(元ナゲッツほか)
 エリスはキャリア17シーズンのうち、オールスターとオールNBAチームに一度ずつ選出。だがこれだけでは十分とは言えない。86-87から98-99シーズンまでの13年間で、彼は平均17.9点、3ポイント40.6%という好成績を残してきた。

 エリスは多くのカテゴリーでボックススコアを埋めるような選手ではなかったが、その効率性は高く、現代であればもっと頼られる選手だったように思える。

ウォルト・ウィリアムズ(元キングスほか)
“ザ・ウィザード”の異名を持つ男は3ポイントのスペシャリストとして鳴らしたが、当時はその役割の中に収まっていた。もしウィリアムズが今のNBAでプレーしていれば、さらに大きな役割を与えられ、オールスター入りするほどのポテンシャルを発揮できていたかもしれない。203㎝のフォワードは、ラプターズ在籍時の96-97シーズンに平均6.0本の3ポイントを放ち、40.0%で沈めている。

 インサイドバスケ全盛の90年代ではどっちつかずの“トゥイナー”という評価を与えられることもあったが、現代のポジションレスバスケットには適したプレーヤーだろう。
 
モックムード・アブドゥル・ラウーフ(元ナゲッツほか)
 90年のドラフト3位でナゲッツに入団した185㎝・73㎏のスコアリングガード。キャリア9シーズンで平均14.6点、3.5アシストを残した小兵は、シュートレンジが広く、全盛時には3ポイントを約40%で沈めていた。09年から11年までは日本の京都ハンナリーズでプレーした経験も持つ。

 95年12月7日のユタ・ジャズ戦では9本の3ポイントを決め、51得点(いずれもキャリアハイ)という大暴れを見せていた。ハンドチェックルールがなければ、もっと多くの点数を稼いでいたと言っていい。現代であればトレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)らと並ぶくらいの選手になっていたのではないか。

トニー・クーコッチ(元ブルズほか)
 クーコッチはブルズが90年代後期(96~98年)に3連覇を達成した時に、シックスマンを務めた選手として知られている。優秀なロールプレーヤーではあったが、スター選手ではなかった。だがもし現代のNBAで適切な状況でプレーしていれば、当時よりも大きなインパクトをもたらし、オールスターに何度か選ばれていただろう。

 ブルズの王朝が崩壊した98-99シーズン。クーコッチは平均18.8点、7.0リバウンド、5.3アシスト、1.1スティールを残していた。208㎝の高さを持つオールラウンダーは、現役時代よりも今の方がより高い評価を手にしていたかもしれない。
 

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