ポジションレスバスケットボールとなり、3ポイントが重宝されている現代NBAにおいて、ここまで紹介してきた5選手がどのようなパフォーマンスを見せて活躍できるのかは、あくまで予想に過ぎない。
ライス、エリス、ウィリアムズはいずれも3ポイントの精度が高いため、キャッチ&シュートからオフェンス面で活躍できるのかもしれない。アブドゥル・ラウーフはスコアリングガードとして、クーコッチはその多彩な能力を駆使して当時よりも良い成績を残す可能性はあるだろう。
ただし、最初に挙げた3選手が現代NBAで活躍できるのはあくまでシュート力のみ。キャッチ&シュート、あるいはスポットアップシュートを決めることができれば御の字ではないか。というのも、スイッチを多用してミスマッチを何度も作り出す現代で、点を取るためにはボールハンドリングスキルがある程度備わっていなければ厳しい。そうでもなければボールムーブを止めてしまい、オフェンスの流れを止めてしまう“ボールストッパー”になりかねないからだ。
彼らのハンドリングスキルはマークマンを自由自在に切り崩すほどの脅威ではなかったため、ロールプレーヤー止まりになっている可能性がある。3ポイントとディフェンスに秀でた“3&D”になれる選手は、平均以上のディフェンス力を持ち、身体能力が備わっていたウィリアムズくらいだろう。
その点、広いシュートレンジとボールハンドリングが備わっていたアブドゥル・ラウーフ、ボールハンドリングに秀でていたクーコッチの方が現代NBAでも通用するのではないだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
ライス、エリス、ウィリアムズはいずれも3ポイントの精度が高いため、キャッチ&シュートからオフェンス面で活躍できるのかもしれない。アブドゥル・ラウーフはスコアリングガードとして、クーコッチはその多彩な能力を駆使して当時よりも良い成績を残す可能性はあるだろう。
ただし、最初に挙げた3選手が現代NBAで活躍できるのはあくまでシュート力のみ。キャッチ&シュート、あるいはスポットアップシュートを決めることができれば御の字ではないか。というのも、スイッチを多用してミスマッチを何度も作り出す現代で、点を取るためにはボールハンドリングスキルがある程度備わっていなければ厳しい。そうでもなければボールムーブを止めてしまい、オフェンスの流れを止めてしまう“ボールストッパー”になりかねないからだ。
彼らのハンドリングスキルはマークマンを自由自在に切り崩すほどの脅威ではなかったため、ロールプレーヤー止まりになっている可能性がある。3ポイントとディフェンスに秀でた“3&D”になれる選手は、平均以上のディフェンス力を持ち、身体能力が備わっていたウィリアムズくらいだろう。
その点、広いシュートレンジとボールハンドリングが備わっていたアブドゥル・ラウーフ、ボールハンドリングに秀でていたクーコッチの方が現代NBAでも通用するのではないだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)
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