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NBA

NBAの「22チーム再開案」は不平等?“第二幕”を逃したホーネッツが、下位8チームでの試合開催を模索

秋山裕之

2020.06.09

ボーレゴHCは「組織として、22チームと似たような時間が欲しい。我々にも同じ条件を与えられるべきだと信じている」とコメントした。(C)Getty Images

ボーレゴHCは「組織として、22チームと似たような時間が欲しい。我々にも同じ条件を与えられるべきだと信じている」とコメントした。(C)Getty Images

 これにはミッチ・カプチャック・ゼネラルマネージャー(GM)も同意している。シーズン再開後にオーランドでプレーしない他の7チームのGMたちとコンタクトを取っており、選手たちを育成するために何かオプションはないのかと互いに意見を出し合っているという。

 カプチャックGMは残りの8チームについて、レギュラーシーズンに参戦できなくとも、オーランドへ移動してチームとして練習することを望んでいるのだが「もし(22チームが)5、6週間一緒にいるとしても、我々が同じように6週間過ごし、彼らと同じ場所で練習を続けてスキルアップに取り組むことがベストだとは思わない。もう少し、その仕組みを変えてくれればベストだね」と言及。

 ホーネッツの主力にはデボンテ・グラハムやマイルズ・ブリッジズ、PJ・ワシントンといった伸びしろのある若手が多く在籍しており、試合経験を積むことは今後に向けて大きな財産となる。
 
 そのため、カプチャックGMは残りの7チームのGMたちと話し合い、シーズン再開後にレギュラーシーズンを行なわない8チームに絞って5対5の試合や他のチームを相手にしたスクリメージができないか模索しているという。

 現段階で、今後この8チームもオーランドへと向かい、チーム練習ができるかどうかは不透明。全チームが集結することで、新型コロナウイルスの感染拡大のリスクが高くなる可能性もあるだろう。

 となれば、当初シーズン再開後の開催地として候補に挙がっていたラスベガスに8チームを集めて、チーム練習や5対5を行なうというのも1つの案になるのではないだろうか。

文●秋山裕之(フリーライター)

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