専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

史上最低シードから優勝したロケッツ、2010年代のグリズリーズ…あなたが選ぶNBAの名アップセットは?【後編】

ダンクシュート編集部

2020.06.17

1975年のファイナルでは下馬評の低かったウォリアーズがリーグ最高勝率のブレッツを4タテ。平均29.5点をあげたバリーがMVPに選ばれた。(C)Getty Images

1975年のファイナルでは下馬評の低かったウォリアーズがリーグ最高勝率のブレッツを4タテ。平均29.5点をあげたバリーがMVPに選ばれた。(C)Getty Images

■08
1988-89 ウエスタン・カンファレンス1回戦
ゴールデンステイト・ウォリアーズ

レギュラーシーズン:43勝39敗(.524)/第7シード

相手:ユタ・ジャズ
レギュラーシーズン:51勝31敗(.622)/第2シード
Game 1:ウォリアーズ○123-119●ジャズ
Game 2:ウォリアーズ○99-91●ジャズ
Game 3:ウォリアーズ○120-106●ジャズ

 前年20勝62敗と低迷したウォリアーズだが、エースのクリス・マリンとルーキーのミッチ・リッチモンドの活躍により1年でプレーオフ返り咲きを果たす。カール・マローンとジョン・ストックトンを擁し、球団初の50勝と伸び盛りのジャズと激突した1回戦では、初戦でマリンが41得点、リッチモンドが30得点の大暴れ。王手をかけて迎えたホームの第3戦でも2人で61得点を稼ぎ出し格上を3タテ。第7シードが第2シードをスウィープで下したのはこれが史上唯一の例だ。

■09
1974-75 NBAファイナル
ゴールデンステイト・ウォリアーズ

レギュラーシーズン:48勝34敗(.585)/第1シード

相手:ワシントン・ブレッツ(現ウィザーズ)
レギュラーシーズン:60勝22敗(.732)/第2シード
Game 1:ウォリアーズ○101-95●ブレッツ
Game 2:ウォリアーズ○92-91●ブレッツ
Game 3:ウォリアーズ○109-101●ブレッツ
Game 4:ウォリアーズ○96-95●ブレッツ

 ファイナル史上最大の番狂わせとも言われるのが、75年のシリーズだ。この年、ウォリアーズはウエストの第1シードを獲得したものの、リーグ最多勝のブレッツとは12勝差と下馬評は圧倒的不利。しかし初戦で見事な逆転勝利を収めると、続く2試合はエースのリック・バリーが36点、38点のハイパフォーマンスを披露し一気に王手をかける。第4戦も終盤までリードを許しながら、残り2分から逆転勝ち。誰もが予想しなかった下克上を、鮮やかなスウィープで完遂させた。
 
■10
1958-59 ウエスタン・ディビジョン・ファイナル
ミネアポリス・レイカーズ

レギュラーシーズン:33勝39敗(.458)/第2シード

相手:セントルイス・ホークス
レギュラーシーズン:49勝23敗(.681)/第1シード
Game 1:レイカーズ●90-124○ホークス
Game 2:レイカーズ○106-98●ホークス
Game 3:レイカーズ●97-127○ホークス
Game 4:レイカーズ○108-88●ホークス
Game 5:レイカーズ○98-97●ホークス
Game 6:レイカーズ○106-104●ホークス

 現在のカンファレンス決勝にあたる1959年のディビジョン・ファイナル。レギュラーシーズンで負け越しながらプレーオフに進んだレイカーズは、前年王者で第1シードのホークスを破る大アップセットを成し遂げる。その主役は同年の新人王に輝いたエルジン・ベイラー。24歳の即戦力ルーキーは2勝2敗で迎えた第5戦、延長を含む53分フル出場で36得点を叩き出すと、翌戦も33得点をあげて勝利の立役者に。戦力差を独力で引っくり返し、チームを5年ぶりのファイナルへ導いたのだった。

構成●ダンクシュート編集部

※『ダンクシュート』2020年6月号掲載原稿に加筆・修正。

【名場面PHOTO】ジョーダン最後のオールスター、コビー81得点、カーターの豪快ダンク……1999-2019 NBA名場面集

■■■プロ野球はDAZNで!「THE DIGEST」から申し込むと今だけDAZNが2か月無料に!キャンペーンは6月23日(火)まで!■■■

NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号