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NBA

リラード、アデトクンボと共にプレーした同僚が語る2人の共通点「ベストな賛辞を送るとすれば…」

秋山裕之

2020.06.23

アデトクンボの人間性を絶賛したカナトン。今年のオールスターのダンクコンテストでは“ヤニス超え”ダンクも披露した。(C)Getty Images

アデトクンボの人間性を絶賛したカナトン。今年のオールスターのダンクコンテストでは“ヤニス超え”ダンクも披露した。(C)Getty Images

 リラードが持つ男気溢れる言動やブレイザーズ一筋を貫く姿勢は、多くの選手やファンからリスペクトを集めている。さらに今季はキャリアハイの平均28.9点をあげ、リーグ屈指のスコアリングガードという評価も確立したことで、今やNBA史に残るフランチャイズプレーヤーとしての地位に上り詰めたと言っていい。

 かつてリラードとともにプレーし、現在はアデトクンボのチームメイトであるカナトンは、“同僚”という視点で2人のある部分を称賛した。

「僕がデイムとヤニスを比較するにあたって、ベストな賛辞を送るとすれば、あの2人はバスケットボールプレーヤーという以前に、素晴らしい人間だということかな。彼らがどれだけ優れた選手かは、皆がすでに分かっていると思う。リーダーシップという点から見ても、あの2人は最高だよ。でもデイムは本当に素晴らしかった。彼はチーム内の全員と良好な関係を構築し、互いに助け合うことができるチームを作り出してしまうんだ」
 
 リラードとアデトクンボはバスケットボールと常に真摯に向き合い、ハードワークを重ねたことで、リーグ有数の実力者としての地位を築いた。そしてリーダーとしてコート内外で発言しつつ、勝利のために粉骨砕身する姿勢を見せてチームをまとめ上げている。

 2人のリーダーの下で自身の役割を忠実にこなしてきたカナトンの言葉からは、両者へのリスペクトが溢れていた。4か月以上のブランクを経て7月末から再開するシーズンは、すべての選手にとって初めての経験となる。各チームを牽引するリーダーの言動は大きな影響力を持つだけに、その働きにも注目したいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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