だがヒートのウイングは選手層が厚く、ここまでに挙げてきた選手たちに加え、ベテランのアンドレ・イグダーラも健在。攻防兼備のバトラーとイグダーラ、クラウダーは屈強な肉体と貴重な経験を持っている。

　７月末からオーランドで行なわれる今季の第二幕で、ヒロが安定した出場時間を得るためには、３ポイントを高確率で決めることはもちろん、ディフェンス面での働きも大きなポイントになるだろう。
  　なお、先週ヒートはデリック・ジョーンズJr.が新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たほか、ここに来てさらに２人に陽性反応が出たため、チームのトレーニング施設を一時封鎖。『The Miami Herald』はその2人がローテーション入りしている選手ではないかと報じている。

　それがどの選手なのかは明かされていないものの、今週からスタートするトレーニングキャンプ、もしくは第二幕へ参戦できない可能性があるだけに、ヒロには健康面に注意しつつ、プレーオフでもプレータイムを勝ち取ってほしいところだ。

文●秋山裕之（フリーライター）

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