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NBA

「あのチームは特別だった」スティーブ・ナッシュが自身のNBAキャリアを回顧。レイカーズ時代の「驚くべき経験」とは?

ダンクシュート編集部

2020.07.03

2度のシーズンMVP、5度のアシスト王に輝くなど、数々の功績を残したナッシュ。自身の全盛期や同期の盟友への想いを語った。(C)Getty Images

2度のシーズンMVP、5度のアシスト王に輝くなど、数々の功績を残したナッシュ。自身の全盛期や同期の盟友への想いを語った。(C)Getty Images

 2000年代を代表する名司令塔スティーブ・ナッシュは、アレン・アイバーソン、レイ・アレン、コビー・ブライアントらバスケットボール殿堂入りを果たしたスーパースターたちとともに、ドラフト史上屈指の“豊作年”と言われる1996年にNBAの世界に飛び込んだ。24年前の6月26日、当時コミッショナーだったデイビッド・スターンから名前を読み上げられた瞬間は、生涯でも「特別な時間」だったという。

 南アフリカ共和国のヨハネスブルグで生まれ、カナダヘ移住したナッシュは少年時代、サッカー、アイスホッケー、バスケットボールに打ち込み、13歳からバスケットボールに専念。高校までカナダで過ごすと、アメリカ・カリフォルニア州のサンタクララ大へ進学し、4年間で平均14.9点、3.1リバウンド、4.5アシストをマークした。

 そして、96年のドラフトでアイバーソン(1位)、ステフォン・マーブリー(4位)、アレン(5位)、アントワン・ウォーカー(6位)、コビー(13位)ら有望株に続いて15位でフェニックス・サンズから指名を受けた。自らの学生時代を「アンダードッグ(格下)」と表現するナッシュは、元NBA選手のマット・バーンズとスティーブン・ジャクソンがホストを務めるポッドキャスト番組『ALL THE SMOKE』で当時を振り返っている。
 
「ドラフトは私の人生で最高の瞬間のひとつだ。1巡目で指名されて、それまでのタフな日々が報われた。タレントの揃った年だったけれど、誰がどのチームに行くのか、どんなキャリアを歩むのかはその時点では分からなかった。ただ同期のキャリアを見てみると信じられないほど素晴らしい」

 ナッシュはサンズ、ダラス・マーベリックス、ロサンゼルス・レイカーズで計18年間プレーし、歴代3位となる通算1万335アシストを記録。サンズ時代の2004-05シーズンには、アマレ・スタッダマイアー、ショーン・マリオン、ジョー・ジョンソンらのタレントを巧みに操ってマイク・ダントーニHCのラン&ガンを牽引し、カナダ人選手として史上初となるMVPに輝いた。翌シーズンにもポイントガードとしてはマジック・ジョンソン以来となる2年連続MVPを受賞するなど、名実ともにリーグ随一の司令塔に上り詰めた。
 

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