専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

再開シーズン初戦を控えた八村塁が掴んだ“確かな手応え”と、指揮官が与えた“3つの課題”

秋山裕之

2020.07.31

 それでも八村は「ボールプッシュをする時も、もっと余裕を持って(コート全体を)見れるようになってきている」と、確実に自身の成長を感じているという。「どういうところで攻めて、どういうところでファウルをもらったりとか、余裕を持ってできるようになってきている。スペーシングがよくなっている成果が出てきてるんじゃないかなと思います」とポジティブな姿勢を貫いた。

 一方、第二幕で八村にエースとしての働きを期待するスコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)は、練習試合のクリッパーズ戦後にディフェンス面での成長を高く評価した。

「すごく向上したと思うね。MVP級の選手(カワイ)を相手に堂々としたプレーぶりだった。カワイもショットをいくつか外したが、ルイが常に邪魔をしていた。チャレンジにしっかりと立ち向かったんだ。カワイは簡単にディフェンスできるような相手じゃない。ルイのディフェンスは確かに向上した。メンタル面でも余裕ができてきた。4か月間の中断を経て、まるで2年目みたいだ。ルイにもチームにも成長の余地はまだまだあるが、毎日いい方向へと進んでいると断言できる」
 
 その八村に対して、指揮官がオフェンス面で挙げた課題は3つ。

「まずは3ポイント。自信を持って打ってほしいね。(得意なエリアで)しっかりと決め切りたい気持ちは分かるが、決めるためにはまず打たないといけないんだ。もう1つはドリブルからのアタック。ドリブルを2回突いてプルアップジャンパーを放つことはいいが、ドリブルを3回してから相手陣内に割って入ってレイアップを決めるプレーも見たい。ここ2試合はそれができている。そのあたりを向上させてほしいね」

「3つ目の課題は自分がシュートを打てない場合にしっかりとパスを出すこと。今はまだドリブルをやめてからパスのターゲットを探してしまう傾向にある。手が大きいから、何とか(ターンオーバーを)免れてるけどね。この3つを向上させることができれば、彼もチームもレベルアップすると思う」
 

DAZNなら「プロ野球」「Jリーグ」「CL」「F1」「WTAツアー」が見放題!充実のコンテンツを確認できる1か月無料体験はこちらから

NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号