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NBA

試合終盤は“ミラー・タイム”開演。苦難を乗り越え人々の記憶に刻まれた伝説の名シューター【NBAレジェンド列伝・後編】

出野哲也

2020.08.04

 そのチャンスが巡って来たのは2000年。これまで4回にわたってカンファレンス決勝で涙を飲んできたミラーはついにファイナル進出を果たし、シャキール・オニール、コビー・ブライアントの超強力コンビを擁するロサンゼルス・レイカーズと対決した。

 念願の晴れ舞台、しかも故郷ロサンゼルスでの第1戦は、ミラーにとって最悪の夜となる。フィールドゴールを16本放ち、成功は1本のみのわずか7得点。第2戦以降は平均27.8点を稼いだとはいえ、第6戦も得意の3ポイントは10本中2本沈めただけで、2勝4敗で敗北を喫した。

「レジーは我々のゴー・トゥ・ガイ。勝つのも負けるのも彼次第だから、責めることはできない」

 チームメイトのオースティン・クロウジャーの言葉だけが、わずかな慰めだった。
 
■数々の困難を乗り越え、人々の心にその存在を刻んだ男

 これが、ミラーにとって最初で最後のファイナルだった。ジャーメイン・オニールの成長後はチームのエースでもなくなったが、不満を抱くわけでもなく、脇役に回ることを受け入れる。2002年のプレーオフ、ニュージャージー(現ブルックリン)・ネッツ戦で超ロングシュートの同点ブザービーターを決めるなど、その後も対戦相手にとっては危険な存在であり続けた。

 2004-05シーズンを最後に39歳で引退。通算2万5279得点は、現在も歴代21位にランクされている。3ポイントは試投・成功数ともにレイ・アレン(元シアトル・スーパーソニックス/現オクラホマシティ・サンダーほか)に抜かれるまで1位で、フリースロー成功率1位のタイトルも5回。どこを切り取っても“史上最高のピュアシューター”と呼ばれた選手にふさわしい数字だ。

 もうひとつ見逃せないのが、引退時点で史上6位の1389試合に出場したこと。10試合以上欠場したシーズンは2度しかなく、プロ入り当時、体力不足を懸念された選手にとっては、これこそが最も誇れる数字かもしれない。最後までペイサーズ一筋を貫いたことも、その価値を高めている。
 

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数々の困難を乗り越え、人々の記憶に刻まれたミラー

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