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NBA

アデトクンボ退場のチャンスを生かせず自滅したウィザーズ。八村塁は20得点もチームは泥沼の7連敗

秋山裕之

2020.08.12

 勝利したバックスでは、ブルック・ロペスが5本の3ポイントをすべて沈めて24得点、スターリング・ブラウンが23得点、フランク・メイソンが19得点、5リバウンド、6アシスト、退場処分となったアデトクンボが約10分間の出場で12得点、9リバウンドを記録。

 一方のウィザーズでは、ファウルトラブルのなか約29分プレーした八村が20得点、5リバウンド、1アシスト、イシュ・スミスが19得点、5アシスト、ロビンソンが15得点、7アシスト、ブライアントが13得点、8リバウンドを奪うも、チームとしての完成度に大きな差があったことが浮き彫りとなった。

 八村は前半だけで3本の3ポイントを含む11得点を稼ぐも、試合全体ではフィールドゴール33.3%(6/18)、3ポイント33.3%(3/9)、フリースロー83.3%(5/6)とシュートの精度はイマイチだった。

 2月24日の初対決で好守を見せたアデトクンボとの第2ラウンドは試合序盤のみとなったが、スローインから簡単にドライブで抜かれてしまい、リング下で身体を抱え込んでファウル。その後コースト・トゥ・コーストで突破されてダンクを浴び、残り約9分にはリバウンド争いで八村が遅れを取り、早くも2回目のファウルをコールされるなど、内容としては完敗に終わった。
 
 それでも、リーグトップレベルのディフェンス力を誇るバックス相手に戦い続けた八村に対して、ベテランのスミスは「彼はスペシャルな男であり、このリーグで最も過小評価されているルーキーの1人だ」とその奮闘ぶりを称えていた。

 ウィザーズのシーディングゲーム最終戦は13日のボストン・セルティックス戦。すでに相手はイースト3位でプレーオフ出場を決めているため、ベストメンバーで臨む可能性は低い。ウィザーズが悲願の1勝を挙げるためには単純なバッドパスによるターンオーバーを極力減らし、ショットを確実に沈めることにフォーカスすることが大前提となるだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)

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