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NBA

グリーンがタンパリングで5万ドルの罰金処分。番組内で堂々とブッカーを勧誘

ダンクシュート編集部

2020.08.10

番組内でブッカー(右)を堂々と勧誘したことで、グリーン(左)に5万ドルの罰金が科せられた。(C)Getty Images

番組内でブッカー(右)を堂々と勧誘したことで、グリーン(左)に5万ドルの罰金が科せられた。(C)Getty Images

 歯に衣着せぬ物言いで知られるゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンが、“問題発言”で5万ドルの罰金処分を科せられた。

 8月7日(日本時間8日、日付は以下同)、TNTの『NBA Tip-Off』にゲストとして出演したグリーンは、この日までシーディングゲーム4連勝を飾っていたフェニックス・サンズについて「ブック(デビン・ブッカーの愛称)もチームも良いプレーをしているね。素晴らしいよ」と称賛。その一方で「俺のお気に入りの男には、フェニックスを出てほしいな」と発言した。

 この“お気に入りの男”とはブッカーのこと。さらにグリーンはこう続けた。

「これ(サンズにいること)は彼にとって、そして彼のキャリアにとって良くない。彼がいつでも素晴らしいバスケットボールができて、そして勝てる環境に行くべきだ」
 
 ここまでの発言だけでもタンパリング(他球団の選手に対し、契約チームを通さずに勧誘すること)の“匂わせ”として十分だろう。その上で、他の出演者から「これはタンパリングで、ゴールデンステイトにブッカーを誘おうとしているのか」と問われたグリーンは「たぶんね」と返し、疑惑を自ら認めてしまったのだ。

 ここまでくれば、リーグが罰金処分を科すのは当然だろう。9日、グリーンは“アンチ・タンパリング・ルール”により、5万ドルを支払うことになった。

 ただ、グリーンはまったく懲りていないようだ。この罰則を受けたのち、自身のTwitterに大爆笑の絵文字を連発した投稿をしている。

 2015年にNBA入りしたブッカーは、2018年7月にサンズと5年1億5800万ドルの大型契約を締結。2024年までフリーエージェントにはならないため、ウォリアーズが獲得するにはトレードしか方法はない。しかしサンズは現在シーディングゲーム5連勝中で、ブッカーとディアンドレ・エイトンのヤングスターを軸とした再建が実を結び始めている最中だ。滅多なことがない限り、放出はあり得ないだろう。

 グリーンの希望通りブッカーがサンズと袂を分かち、2人がデュオを組む日ははたして訪れるのだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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