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NBA

今年のドラフト1位指名権を引き当てたのはウルブズ!八村塁が代表を務めたウィザーズは昨年と同じく9位に

秋山裕之

2020.08.21

「何だか変だね。僕らはこの5、6年間、素晴らしい旅路を見せてきたのに、今はドラフトの上位指名権を求めてロッタリーにいる。でもクレイやドレイモンド、僕がケガから戻ってくることで、このチームが自信を持っていることは明らかだ。自分たちに何ができるのかは分かってるからね」

 この日ロッタリーに参加したカリーがそう話したように、ウォリアーズは来季の覇権奪取に向けて大きな一歩を踏み出したと言っていい。

 ドラフトで即戦力を指名する手段もあるが、ウォリアーズはドラフト当日までに指名権を絡めたトレードで大物選手の獲得に動く可能性もあるだけに、ボブ・マイヤーズGMの動向からも目が離せない。

 そのほか、ロッタリーにより決定した今年のドラフトの指名順位は下記の通りだ(チーム名は略称)。
 
■NBAドラフト2020 ロッタリー(1~14位)指名チーム
1.ウルブズ
2.ウォリアーズ
3.ホーネッツ
4.ブルズ
5.キャバリアーズ
6.ホークス
7.ピストンズ
8.ニックス
9.ウィザーズ
10.サンズ
11.スパーズ
12.キングス
13.ペリカンズ
14.セルティックス(←グリズリーズ)
※15位以降はレギュラーシーズンの勝率によって決定

 ウルブズ、ウォリアーズ以外のチームでは、ホーネッツが最も幸運を手にしている。全体8、9位がオッズとして最も高く、3位指名権を手にする可能性がわずか6.7%だったことを考えると、万々歳の結果だろう。

 その一方で、ニックスは6位予想から8位へとダウン。再開シーズンに進めなかったチームの中では最も低い指名順位に終わり、再建を目指すチームとしては厳しい船出となった。

 なお、八村塁がロッタリーに参戦したウィザーズは昨年と同じく9位。シーディングゲームを戦い抜いて若手が経験を積んだだけでなく、トップ10以内の指名権を手に入れることができたのだから、上々の結果と言えるだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)

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