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NBA

エリック・パスカルが目指す未来像――指揮官の「タッカーになれない理由はない」との言葉に本人も刺激

秋山裕之

2020.09.27

 現在ウォリアーズはミニキャンプをこなしており、25日にはクレイ・トンプソンが左ヒザ前十字靭帯断裂の大ケガから470日ぶりにチーム練習へ復帰。ステフィン・カリー、ドレイモンド・グリーンは家族の事情によりキャンプ参加を免除されているものの、ほかの選手たちは来季に向けて毎日汗を流している。

 そして26日のチーム練習後、パスカルが指揮官の言葉に対して口を開いた。

「正直に言うと、凄い褒め言葉だよね。PJ・タッカーは素晴らしい選手。みんなはあまり(タッカーの活躍に)目を向けていないし、ボックススコアにも数字として表われにくいけど、彼はヒューストン・ロケッツというチームのために本当に多くのことをこなしている。だから僕には凄いお世辞のように思えてくる。でも(タッカーを目指して)これからも一生懸命励んでいくよ」
 
 タッカーに対するリスペクトを露わにしたパスカルは、35歳の“スモールセンター”についてさらに「素晴らしいディフェンダーであり、コーナーからの3ポイントが上手いんだ。もし僕が彼のような選手になれたら不満なんて何もないね。彼のプレー、そしてフロアでこなしていることは、是非とも参考にしたいほど素晴らしいからね」と続けた。

 ウォリアーズには2017年に最優秀守備選手賞を獲得した、リーグ有数のスイッチディフェンダーのグリーンがいる。だが、来季以降に再び覇権争いへ参戦し、複数回の優勝を狙うのであれば、若手のパスカルやマーキーズ・クリス、アレン・スマイラギッチの成長が不可欠。そうしたなかで、パスカルが指揮官の期待に応えることができれば、ウォリアーズがより強固なチームとなるのは間違いない。

文●秋山裕之(フリーライター)

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